早く飲みたいと思うあまりに、
急ぎ気味で注ぐと余計に泡が増え、
消えるのを待てずに継ぎ足し、また泡が増えて、
1番美味しい一口目がほぼ泡立った!
ビールがお好きな方だったら、一度は経験していると思います。
そんなビールの泡も適量だと美味しいのですが、
あまりにも多いとせっかくのビールも台無しです。
中にはビールの泡が全く無い方が好きという人もいますね。
ビールの泡は、自分の好みの量にコントロールできるのが一番です。
ですから、好みの量の泡を作れるようになりましょう!
作り方は簡単です。
・専用のスポンジで洗い、自然乾燥させたグラスを使う
・グラスを冷やす場合は冷蔵庫か氷水
・ビールはできるだけ振動させない
・注ぐ時は3回に分けて注ぐ
この4つをしっかり守れば、お好みの量で美味しい泡だけを作れます。
また、一度できた泡を減らす方法も後ほどご紹介しますね。
味を変えずに美味しいままビールを楽しむには、
いかに泡を作らないかが重要になります。
では、さらに詳しく見ていきましょう。
ビールの泡はいらない!無いほうが美味しいんじゃないか説
ビールの泡が一切ない方が好きという人もいますね。
でもその泡が、グラスに注いだビールを、
より美味しく保っていることをご存知でしょうか。
ご家庭などで、缶や瓶ビールをグラスに注いだ時にできる、
一つ一つが大きくすぐに消えてしまう泡は、カニ泡と言います。
この泡では、ビールの美味しさを引き立たせたり、持続させることはできません。
一方で、飲食店で生ビールを頼んだ時にあるキメの細かいビールの泡。
これがビールの美味しさにつながる泡になります。
日本で売られている国産のビールは、
下面発酵で作られるラガービールの、ピルスナーと言われる種類になります。
特徴としては、ホップの苦味を感じられ、キレのある爽やかな喉越しで、
アルコール度数は低めのものになります。
このビールの特徴をより引き立てるために、
飲食店で出される生ビールにはキメの細かい泡があり、
その泡があることで、ビールの風味を守り、
炭酸ガスを逃さないようにします。
そして、苦味を美味しく楽しめる状態に保つ役割をはたしています。
生ビールは大体7:3の割合で泡があるのが、
1番美味しいと言われています。
そのような役割があるのでしたら、
キメの細かい美味しい泡なら欲しいなと思いますね。
次は、生ビールのようなキメの細かい泡を作る方法を見ていきましょう。
ビールの泡を消す方法は?
自宅で缶や瓶のビールをグラスに注ぐ時にできる
カニ泡は本当に美味しくありません。
時間が経てば減ってきますが、
待てずにすぐに消したい場合は、泡の表面を火で炙ったり、
柑橘系の果物の皮を入れるという方法があります。
でもせっかく冷えたビールを、味を変えずに楽しみたい・・・
というのであれば、生ビールのようなキメの細かい泡を、
自分の好みの量で作れば良いですよね。
まずはビールを注ぐグラスの注意点として、
グラスは専用のスポンジで洗うようにして、自然乾燥させましょう。
透明のグラスに注いだ時に、ビールに気泡ができていませんか?
これは、油を使った料理を洗ったスポンジを通して、
その油がグラスに付き、乾いても残る事が原因です。
同じように、布巾などで拭き取ると、
細かい繊維が残ってしまうのも良くありません。
次に、グラスを冷やすのがお好みの人は、
冷蔵庫で1時間くらい冷やすか、氷水で冷やします。
冷えたビールを飲みたいあまり、グラスを冷凍庫に入れると、
ビールにとっては冷えすぎになってしまいます。
綺麗な泡ができにくくなり、味が変わってしまいますのでやめましょう。
オススメは氷水で冷やす方法になり、気泡ができるのも防いでくれます。
冷やしたら中は拭かずにそのままビールを注ぎましょう。
注ぐまでビールはなるべく振動を与えないようにして下さい。
冷蔵庫で1日位は冷やして、落ち着かせてある方が良いですね。
最後に注ぎ方ですが、3度に分けてグラスに注ぎましょう。
1度目は、最初はゆっくりと、途中から勢いよく注ぎます。
2度目は、泡が落ち着いてビールと泡の割合が同じになったところで、
ビールをゆっくりと注ぎ、
泡がグラスから1cmくらい盛り上がるまでつぎたします。
最後の3度目は、また泡が落ち着いてきたところで、
泡が上に上がるようにゆっくりと注げば出来上がりです。
これでキメの細かい美味しい泡ができるので、
ビールを思う存分楽しんでください。
泡が少ない方が良い方は、2回目と3回目で調節しましょう。
日本はビールの泡が多い?海外と日本のビールの違い
日本のビールは泡が多いと言われています。
この理由は、上面発酵で作られるエールビールだからです。
エールビールは、喉越しを楽しむラガービールと違い、
味わいと飲み応えを楽しむビールになります。
イギリスやベルギー、ドイツやアメリカなど多くの国で、
古くから親しまれてきました。
イギリスのパブでビールを飲んだら、
ぬるいと感じたと言うのはよく聞きますが、
これはエールビールの美味しい温度が、
ラガービールよりも高いからになります。
それぞれに特徴があり、良さがあります。
日本でもエールビールは沢山あるので、
お気に入りを見つけてみても良いですね。
まとめ
日本で親しまれているピルスナービールは、
喉越しを楽しむにはもってこいのビールです。
このビールの美味しさを引き立たせるには、
キメの細かい美味しい泡は欠かせません。
グラスを綺麗にして、3度に分けて注ぐことで、
自分好みの量で美味しい泡を作ることができます。
是非試して、美味しいビールをご自宅でも楽しんでみてください!
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