ふと視線を落とした時に目に入るどんぐり。
どんぐりが道ばたに落ちているのをみると、秋だなと感じますよね。
もしどんぐりをたくさん集めるとしたら、どこが思いつきますか?
どんぐり拾いには、1番いい時期や場所というものがあります。
どんぐり拾いのねらい目の時期は、ズバリ10月から11月です!
1番いいタイミングは、強い風が止んだあとです。
どんぐりが落ちているねらい目の場所は、森や林や公園、学校、お寺や神社などです。
近所にあるいつも遊んでいる公園でも、木が生えていれば確認してみてください。
以外とどんぐりは落ちているものですよ!
日本には、なんと22種類のどんぐりがあります!
今回はそんな、どんぐり拾いのポイントについて、詳しくご紹介しますね!
どんぐり拾いのねらい目の時期とタイミングは?
一言でどんぐりと言っても、実はどんぐりとはブナ科の果実の名称です。
どんぐりの木があるわけではありません。
なのでどんぐりの実も一種類ではなく色々な種類があります。
冒頭でも紹介したとおり、日本には、22種類のドングリがあります。
どんぐりは早いものだと9月下旬から落ちます。
一番遅いもので、1月ぐらいまで取れるんですよ!
地域によって差はありますが、どんぐり拾いができる時期は意外と長いです。
どの種類のどんぐりを拾いたいのかによって時期も違います。
でも色々な種類を一回で拾いたいという方や、たくさん拾いたい方には10月〜11月がオススメになります。
主などんぐりの時期は次の通りになります。
・マテバシイ、クヌギ、アベマキ →9月〜10月
・スダジイ、コナラ、ミズナラ →10月〜11月
・ツブラジイ、シラカシ →11月
・アラカシ →11月〜1月
小さい実をつける木のどんぐりから落ちていきます。
ですから、実の大きなどんぐりを拾いたい時は、遅めの時期を選んだほうがいいですよ!
次にタイミングですが、強い風が止んだあとが1番落ちています。
強い風で、いつもなら大丈夫な洗濯物が飛んでしまうのと同じですね。
落ちるかな?、落ちないかな?という状態が、一気に強い風で落ちてしまうので、そのタイミングで行くのがいいのです。
お寺や神社など早朝に掃除をする場所は、その前の早朝に行くのもポイントになります。
風が止んだ早朝・・・
生活スタイルが合う方でしたら、ライバルも少なく狙い目かもしれませんね。
どんぐり拾いができるねらい目の場所は?
どんぐりなら道でもどこでも落ちていそう・・・ですよね。
でも綺麗などんぐりをたくさん拾いたいと思うと、どこがいいのでしょう?
木が立っている歩道や公園などはすぐに思いつきますよね。
そのかわり人が多く歩く場所では、踏まれていたり汚れていることも多いのです。
山や林はどうでしょう。
近くにあればいいのですが、なかったら簡単には集めに行けませんね。
どんぐりがなる木がたくさん立っている学校や、公共施設内はどうでしょう。
私有地や立ち入り禁止もありますので、確認が必要です。
入れても、実はどんぐり拾いのメッカかもしれません。
他にも、神社やお寺、お城など木がたくさんありそうな場所は思い浮かびます。
同じように、どんぐり拾いのメッカかもしれません。
でも安心してください。キレイなどんぐりが残っているポイントが身近にあります。
それは落ち葉や石の下を探します。
どんぐりは木から落ちるとどんどん水分がなくなっていきます。
陽に当たるとますます乾燥して、ひび割れてきたりします。
インテリアや子供と工作に使いたいなど、ツヤツヤときれいなどんぐりを探したい場合は必見ですよ!
ところで、場所をさがす時に気をつける点があります。
ひとつ目は、私有地かどうかです。
山や林、ちょっとした空き地でも持ち主がいる場合があります。
立ち入りも含めて、持ち主の方に確認しましょう。
ふたつ目は、落ちているどんぐりを拾う。
どんぐり拾いは大丈夫ですよ、拾ってくださいという場所でも、
まだ木についているものはダメというところも多いのです。
木についたままのキレイなどんぐりに目が行くこともあると思います。
ですが、取る前に確認をしてからにしましょう。
以上の2点に気をつけて、お気に入りの場所を探してみてください。
どんぐりの入れ物はバッグがおすすめ!
続いて、どんぐり拾いに必要なアイテムを紹介しましね。
まず集めたどんぐりを入れるバッグを持っていきましょう。
どんぐり拾いには、取り扱いやすく、多くのどんぐりを入れられるバッグが適しています。
バッグを選ぶ際は、丈夫で広口のものが良いでしょう。
また、どんぐりが湿っている場合があるので、内側が濡れても大丈夫な素材か、または簡単に洗えるものを選ぶと便利です。
布製のトートバッグや、通気性が良くて丈夫なメッシュバッグなどがおすすめです。
山や林に拾いに行く場合は、枯れ枝に引っかかったり、虫に噛まれたりを防ぐためにも、長袖長ズボンがいいですよ!
それと落ち葉拾いやゴミ拾いで使うトング。
たくさん拾いたい時には、かがむ姿勢が続くのは結構つらいですよね。
持ち手が長いトングがあると便利ですよ!
あとは軍手もあると安全です!
特に虫が苦手な方、汚れるのが苦手な方はマストアイテムですよね。
お子様連れでしたら、ウエットティッシュやお着替えも必要ですね。
気温差の激しい時期ですので、上着を一枚多めに持っていったほうがいい場合もあると思います。
気象条件とどんぐりの関係性
どんぐりがたくさん落ちているのを見ると、自然の豊かさを感じますよね。
でも、実はどんぐりが豊作になるかどうかは、その年の気象条件によって大きく変わるんです。
じゃあ、どんな気象条件がどんぐりの生産に影響を与えるのでしょうか?
春の天候がどんぐり生産に与える影響
春は全ての生命にとって重要な季節。
特にどんぐりをたくさん実らせるためには、適度な雨が降り、温度が安定していることが重要です。
春に適度な雨が降ることで、どんぐりの木は必要な栄養を吸収し、健康に成長することができます。
一方で、春に早すぎる高温や過度の乾燥は、どんぐりの成長に悪影響を与えることがあります。
夏の暑さとどんぐり成長の関係
夏に入ると、どんぐりの成長には暑さが大きな影響を及ぼします。
特に、適度な暑さと共に十分な雨水がある場合、どんぐりの成長には最適な条件となります。
しかし、猛暑や長期間の干ばつは、どんぐりの木にストレスを与え、成長を妨げる可能性があります。
また、強い日差しはどんぐりの表面を傷つけ、品質に影響を及ぼすことも。
秋の訪れとどんぐり拾いのタイミング
最後に、秋。
この季節がどんぐり拾いに最適な時期です。
どんぐりは、一般的に9月下旬から10月にかけて最も豊富に見られます。
この時期、過ごしやすい気温と共に、どんぐりが成熟し、木から落ち始めます。
しかし、気象条件によっては、どんぐりが早く落ち始めたり、収穫時期が遅れたりすることもあります。
そのため、どんぐり拾いを計画する際には、地元の気象情報をチェックすることが大切です。
地域ごとの違いと最適な拾い時期
日本は南北に長い国ですから、地域によって気候が大きく異なり、それがどんぐりの拾い時期にも影響を与えます。
では、具体的にどんな違いがあるのか見ていきましょう。
北海道・東北地方のどんぐりシーズン
北海道や東北地方では、涼しい夏がどんぐりの成長にとって好条件を提供します。
この地域では、秋の到来も早く、どんぐりの拾い時期は9月中旬から10月初旬にかけてが最適とされています。
早めの秋の訪れに注意して、どんぐり拾いを計画しましょう。
関東・中部地方の特徴
関東や中部地方では、温暖な気候がどんぐりの成熟を助けます。
この地域では10月から11月がどんぐり拾いのベストシーズン。
特に晴れた日には、どんぐりが一斉に落ちる光景を目にすることができるかもしれません。
西日本・九州地方の最適な時期
西日本や九州地方では、温暖で湿度が高い気候が特徴です。
この地域ではどんぐりが成熟する時期が少し遅く、11月から12月にかけてが最適な拾い時期となります。
遅い秋を楽しむためには、この時期の気候変動にも注意が必要です。
どんぐり拾いのコツと注意点
どんぐり拾いを計画しているなら、ただ出かけてどんぐりを拾うだけではなく、少しの準備と知識があれば、もっと楽しく、そして効率的に行うことができます。
ここでいくつかのコツと注意点をご紹介します。
最適な時間帯と天候
どんぐり拾いに最適なのは、晴れた日の午前中です。
夜間に露や雨で濡れたどんぐりは、朝のうちに乾燥し、拾いやすくなります。
また、晴れている日はどんぐりの落ちる音を聞きながら拾うことができ、これがまた楽しいものです。
しかし、雨上がりの日も見逃せません。雨でどんぐりが地面に落ち、見つけやすくなるからです。
拾い方のポイント
どんぐりを拾う際は、傷んでいるもの、虫がついているものは避け、硬くて重みのあるものを選ぶようにしましょう。
また、どんぐりを拾うときは、地面に直接座るよりも、膝をついて拾う方が背中への負担が少なく、長時間楽しめます。
注意点
どんぐり拾いをする際は、公共の場所や他人の私有地であることを尊重しましょう。
また、自然保護の観点からも、拾った場所をきれいに保つことが大切です。
どんぐりを拾った後は、周りを見回してゴミがないか確認し、自然を大切に扱いましょう。
まとめ:自然との対話を楽しもう
どんぐり拾いは、ただ単に木の実を集める活動以上のものです。
それは、自然と対話し、季節の変化を肌で感じる絶好の機会を提供してくれます。
この記事を通して、どんぐり拾いの最適な時期、その時期を左右する気象条件、地域ごとの特性、そしてどんぐり拾いを成功させるコツと注意点について考察しました。
どんぐり拾いをすることで、私たちは自然のリズムに耳を傾け、季節の移り変わりをより深く理解することができます。
子どもたちにとっては、生き物とその生息環境について学ぶ貴重な機会になりますし、大人にとっても、日常の喧騒を離れて心を落ち着かせる時間を持つことができます。
自然の中で過ごす時間は、私たちにとって貴重なものです。
どんぐり拾いを通して、季節の美しさを感じ、生命の不思議に触れることができるのです。
これからも、自然との対話を大切にしながら、どんぐり拾いのような小さな冒険を楽しんでいきましょう。
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