警視庁捜査一課の階級別人数を知りたいなら、この記事でまとめましたよ!
捜査一課長のポジションはノンキャリアが多く、階級は通常「警視正」。
詳細に興味がある方は、ぜひ続きをご覧ください!
警視庁捜査一課は何人?人数:階級:組織図を紹介
警視庁捜査一課長とはその名の通り、捜査一課の課長さんです。
下記に、警視庁刑事部捜査一課の階級別配置の例をご紹介します。
警視庁捜査一課の人数:例1
階級 | 人数 |
---|---|
警視長 | 1 |
警視 | 2 |
警部 | 5 |
警部補 | 10 |
巡査部長 | 15 |
巡査長 | 20 |
巡査 | 30 |
警視庁捜査一課の人数:例2
階級 | 人数 |
---|---|
課長(警視正) | 1名 |
理事官(警視) | 2名 |
管理官(警視) | 10数名 |
係長(警部) | 10数名 |
捜査員 | 約350名 |
警視庁捜査一課の人数:例1の考察
例1の考察は下記の通りです。
階級ごとの明確な区分
例1では、階級が非常に細かく区分されており、警視長から巡査までの各階級に具体的な人数が割り当てられています。
このような細かい区分は、捜査一課内での役割や指揮系統の明確化に役立つと考えられます。
各階級の役割が異なるため、それに応じた人数のバランスが取られています。
下位階級が多い構造
巡査部長や巡査長、巡査といった下位階級の人数が多く配置されています。
これは現場での捜査活動や実務を行う要員が多数必要であることを示しており、組織全体としての活動を支える下層部の重要性が反映されています。
指揮層の人数が少ない
警視長や警視などの指揮層は少数で、階級が上がるほど人数が少なくなっています。
これは上位階級が組織全体を統括し、決定を下すポジションに位置するため、多くの人数は必要ないことを示しています。
警視庁捜査一課の人数:例2の考察
警視庁刑事部捜査一課は下記のような組織です。
・課長(警視正→1名)
・理事官(警視→2名)
・管理官(警視→10数名)
・係長(警部→10数名)
・*捜査員(約350名)
1つの課ではありますが、300名を超える組織です。
中規模以上の警察署並みのメンバーがいますので、課長は警視以上の階級です。
階級の簡略化と大まかな人数表記
例2では、警視庁捜査一課の階級が簡略化されており、「課長(警視正)」や「係長(警部)」など、具体的な階級名で表されています。
また、管理官や係長において「10数名」といった大まかな人数が使われており、正確な人数が明示されていない点が特徴的です。
これは状況によって配置が変動する可能性を示唆しているかもしれません。
大規模な捜査員の人数
捜査員に関しては「約350名」と、例1に比べて非常に多くの人数が割り当てられています。
これは捜査一課全体での活動が広範囲にわたり、大規模な捜査力が必要であることを反映しています。
実際の捜査にあたる人員がこれほど多いことで、迅速かつ効率的な対応が可能であると考えられます。
上層部の階級表記が異なる
例1の「警視長」という役職がなく、「課長(警視正)」や「理事官(警視)」など、より具体的な役職名が使われています。
これにより、上層部がどのような役割を担っているかがより明確に表されています。
警視庁捜査一課の人数:全体の考察
例1は、階級ごとに正確な人数を示しており、組織の構造が非常に明確です。
小規模かつ階層的な管理体制が強調されており、各階級の役割がはっきりと分けられています。
例2は、大規模な組織構造を示しており、捜査員の数が圧倒的に多い点が特徴です。
また、上層部の役職名が具体的で、各役職の責任範囲が強調されています。
組織の柔軟性や変動性がある一方で、全体的な規模が大きく、対応力が強いことが伺えます。
このように、例1は小規模で効率的な組織をイメージさせ、例2はより大規模かつ柔軟な捜査体制を想定させます。
捜査一課長の階級はキャリア?
日本の警察組織において、捜査一課長のポジションは通常、キャリア(警察庁からの出向者、いわゆるキャリア官僚)ではなく、ノンキャリア(現場経験を積んで昇進した警察官)が就くことが多いです。
警視庁捜査一課長になるには
キャリア官僚は大学卒業後に警察庁に入り、主に警察行政や政策立案などの分野で働くことが一般的です。
これに対して、ノンキャリアは警察学校卒業後、地域の警察署などで実務経験を積み、さまざまな職務を経て昇進していきます。
捜査一課長は、捜査業務に精通し、現場経験が豊富な警察官が適任とされるため、ノンキャリア出身者が就くことが一般的です。
しかし、これはあくまで傾向であり、絶対的なルールではありません。
キャリア出身者が捜査一課長になることも可能ですが、現場経験や捜査技術の面でノンキャリア出身者が優先されることが多いです。
警視庁捜査一課長はノンキャリアしかなれない?
捜査一課長は、キャリア組の警察官はなることができません。
なぜなら、各都道府県警察に地方公務員として採用された、警察官の叩き上げにしか務まらないからです。
ノンキャリアの人間からのみ選ばれる、警視庁の中での最高峰のポジションだということです。
課長だけど能力は桁違い!
警視庁捜査一課は、治安を根底から支える日本の要石で警視庁が誇る精鋭集団なんです!
所轄だけでは解決できない、重大事件が発生した時にだけ彼らは呼ばれます。
そして、「捜査一課」のトップであり、警視庁数万人の現場警察官のトップです。
捜査に関する全権限を掌握する現場の最高指揮官が「捜査一課長」なのです。
警視庁捜査一課長の階級は警視正
警察官の階級としては上から4番目です。
ちなみに、上位3つの階級は、1番の警視総監、2番の警視監、3番の警視長。
警視庁捜査一課長の階級
日本の警察組織において、警視庁捜査一課長の階級は通常「警視正」です。
警視正は日本の警察階級の中でも高位に位置づけられており、主に警察署の署長や重要な部署の課長などの要職に就くことが多いです。
捜査一課は警視庁の中でも特に重要な部署の一つであり、重大犯罪の捜査を担当しています。
そのため、このポジションには経験豊富で能力の高い警察官が任命されることが一般的です。
警察官の階級「警視正」とは?
警視正は「上級管理職」と言われます。
具体的には、警察本部の「部長」や「参事官」、大規模警察署の「署長」などを務めます。
警視正は国家公務員扱いになります。
たとえ地方公務員であった場合でも、昇進すれば国家公務員になります。
・キャリアであれば、15年ほど勤めれば昇任します。
・準キャリアの場合は、25年ほど勤めれば昇任します。
・ノンキャリアの場合は、最速でも50歳代にならないと昇任できないため、定年までの数年しか勤める事ができません。
ですから、ノンキャリアの警視庁捜査一課長が、どれだけすごいのかが分かると思います。
警視正は大規模警察署の署長になれる
大規模警察署というのは、東京都内でいえば18署あります。
(麹町・丸の内・築地・麻布・赤坂・蒲田・世田谷・渋谷・四谷・新宿・池袋・上野・浅草・本所・立川・八王子・町田・板橋)
警視は警察署署長にはなれますが、大規模警察署の署長にはなれないのです。
ノンキャリアと準キャリアとキャリアの違いは?
ノンキャリアと準キャリアとキャリアの違いについて解説します。
警察官のノンキャリアとは?
ノンキャリアが警察官になった場合、上がれる階級の限界は、巡査からスタートして警視長までです。
各地方自治体が行っている警察官採用試験に合格した人。
試験には、Ⅰ類やⅡ類といった区分があり、どの試験を受けても、実際の業務内容に違いはありません。
初任給や昇任試験を受けるまでに必要な年数に違いがあります。
警察官の準キャリアとは?
「国家公務員一般職試験」に合格して警察官になった人。
警察庁採用の警察官として「巡査部長」からのスタートです。
採用方法として、第一級陸上無線技術士の資格保有者も対象だそう。
警察官のキャリアとは?
大学や大学院を卒業して「国家公務員総合職試験」に合格して警察庁に入庁します。
採用後されると、警察大学校と呼ばれる研修機関で、実務に必要な経験を積みます。
階級は「警部補」からのスタートの幹部候補です。
キャリアは警視庁で警察行政を計画・管理をするのが主な役目です。
警視庁捜査一課長の階級と人数のまとめ
警視庁捜査一課の階級と人数について詳しく説明しました。
特に注目すべき点は、捜査一課長がノンキャリアから選ばれることが多いという事実で、その階級は「警視正」です。
捜査一課は300名以上の大規模な組織で、階級別には課長(警視正)1名、理事官(警視)2名、管理官(警視)10数名、係長(警部)10数名、捜査員約350名で構成されています。
また、キャリア、準キャリア、ノンキャリアの違いについても解説したので、警視庁捜査一課長の役割と重要性が明らかになったと思います!
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