バナナの長持ちする黒くならない保存方法で最適な温度は?綺麗なまま長期保存は冷蔵庫で大丈夫?


バナナは青から黄色、黄色から黒へと、
色の変化で視覚的に鮮度の状態がわかるので、食べる時期の参考になります。

色の変化を遅らせることができれば長持ちしるし、
色の変化が早ければ悪くなるまでの期間が短くなります。

では、長持ちさせるにはどうすればいいのでしょうか?

情報が様々で、どれが一番いいのか迷ったりしませんか?

1パック買ったとして、一人暮らしの場合や、夏の暑い時期など、
どうしても日持ちを良くしたい時があると思います。

多くの人は、このような場合、冷蔵庫に入れて保管しようとします。

しかし、なるべく冷蔵庫での保管は避けるべきです。

なぜなら、バナナの色がくすんで、甘くなりにくくなるからです。

バナナの保管温度は、最低で13.5度、15~20度が保管の最適温度となります。

13度以下になると、バナナにとっては低すぎで、
呼吸が浅くなり、甘くなりにくくなってしまいます。

バナナは呼吸することによって追熟が促され、甘くなって美味しくなるのです。

バナナを正しく保管するには、ほかにもいくつか注意すべき点があります。
ここではバナナについて、さらに詳しくご紹介していきいます。

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バナナの保存方法で長持ちする温度は何度?冷蔵庫で保管はNGって本当?

意外に知られていませんが、バナナは冷蔵庫で保管すると甘くなりにくくなります。

バナナの長持ちする保存方法

結論からいうと、ご自宅でバナナを保存する正しい方法は、

「常温の風通しの良い直射日光の当たらない場所で吊るす」

この方法がベストになります。

ご自宅では吊るすのが難しい場合もあると思います。

でも、安心してください。
バナナスタンドという便利アイテムがあります。
ネットなどで、1000円ほどで購入することができます。

なぜ置いて保存する方法が良くないのか?
それは、バナナの重さで接地面がストレスとなり、鮮度悪化の原因になるからです。

ですから置いて保存する場合はRの部分(反っている面)を上に向けて、
なるべく接地する表面積を減らすことが重要になります。

このように、反りを上に向けるように置けば設置面が少なくなります。

バナナの保存温度はどれくらい?黒くならない保存方法

続いて、なぜ常温での保存なのかですが、
ご自宅の場合、台所での保管が多いのではないでしょうか?

バナナの適正保存温度は13℃です。
冷蔵庫はJIS規格で0℃~10℃ですので適さないわけです。

夏の時期になると、常温の保管でも台所保管だと温度が高くなってしまいます。

ですので、スーパーなどで購入の際になるべく真っ黄色は避けて、
黄緑色に近い、青さが残る若いバナナを選ぶようにしましょう。

バナナはエチレンガスによって追熟している!

続いて、風通しの良い場所の理由ですが、空気がこもらない環境が必要だからです。

バナナは自らエチレンガスを出します。

密閉された空気の入れ替えがない環境ですと、
そのガスが充満してしまい。バナナの追熟を促してしまいます。

逆に、まだ若く、青さが残るバナナを追熟したい場合や、
早く甘いバナナが食べたい場合は追熟をうながしましょう。

それ以外の場合は、悪くなるまでが早くなるので避けるべきです。

バナナのカラーチャート

バナナのカラーチャートを理解すれば、
バナナの状態が分かり、美味しく食べる助けになります。

バナナの保存方法で長持ちさせるコツとは?

バナナを長持ちさせるコツは先ほどご紹介した、

「常温の風通しの良い直射日光の当たらない場所で吊るす」

になるのですが、買ったバナナの状態が悪ければ元も子もありません。

よって、スーパーで購入する際に良いものを選ぶ必要があります。

選び方の基準ですが、いつ、何人で食べるかを考える必要があります。

バナナにはカラーチャートというものがあります。

すぐ食べたければカラー6番、
後で食べる場合はなるべくカラー4番ぐらいのものを選びましょう。

それと触った時の感覚も大切です。

バナナが若ければ硬めで、どんどん柔らかくなっていくものですので、
バナナに触れて、弾力の状態を確認するようにしましょう。

カラーチャートを詳しく解説


1:オールグリーン(ALL GREEN)
・全体が緑色の状態
日本の加工場到着時の色です。台湾産やフィリピン産などの比較的近い場所からの輸入の場合は、
穴の開いたビニール袋に房が包まれ、箱に入った状態で届きます。

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南米など遠い場所からの輸入の場合は、密閉されたビニール袋に入れられ、
空気に触れないようにして長期輸送に備えます。日本までの到着まで1月半を要します。


2:ライトグリーン(LIGHT GREEN)
・ほのかに青色味を帯びた状態
加工場のバナナ室で加工(色付け)される初期の段階の色。


3:ハーフグリーン(HALF GREEN)
・中心の部分から外側に向かって黄色く変色した状態。または、黄色と緑色が50%ずつの状態。
夏などの暑い時期に時間のかかる長距離の輸送に適した状態。


4:ハーフイエロー(HALF YELLOW)
・大部分が黄色くなった状態
夏期の出荷に適しています。


5:グリーンチップ(GREEN CHIP)
・全体的に黄色くなり、両端に緑色が残る状態
冬期の出荷に適しています。


6:フルイエロー(FULL YELLOW)
・完全な黄色
バナナの食べごろの色です。


7:スター(STAR)
・完全な黄色、茶色の斑点
甘さも栄養価も最高になっています。

バナナを綺麗なまま長期保存する方法

バナナはデリケートな生き物です。
キズが付きやすいし、色も変色しやすいです。

バナナの保存で冷蔵庫がよくないって本当?

先ほどもご紹介しましたが、バナナの適正保管温度は13℃ですので、冷蔵庫は保管には適さないです。

冷蔵庫の冷蔵室は3℃〜6℃ぐらいですのでバナナにとっては低過ぎます。
バナナに障害が起こって皮の色がくすみ、(バナナ業界では風邪をひくと言います)味が変わります。

冷えた食味を楽しみたい場合は、食べる前に冷蔵庫で冷やしましょう。
バナナには様々な産地のものがありますが、基本的には全て同じ方法で問題ありません。

バナナ室とは

ところで、バナナ室(ムロ)ってご存知ですか?

バナナの色をつけるところです。

そのムロってバナナの保管に最適な場所なのです。
保存についてとても参考になるので少しご紹介します。

国内のバナナはほぼ全て輸入品です。

一番輸入量が多いのがフィリピン、そしてエクアドル、台湾、ペルー、タイなどのバナナが有名ですが、どれも輸入段階では青い状態です。

黄色のバナナは輸入禁止です。害虫が付いている可能性が高いからです。
空気を抜いたビニールに入れた状態で輸入され、黄色いものは廃棄されます。

で、意外かもしれませんが、青いバナナっていつ黄色くなるか分からないのです。

バナナの房にはそれぞれ個体差がありますので、
新鮮で元気であれば青色の期間が長くなりますし、
状態が悪ければ色の進みが早く、黄色くなるまでの期間が短いです。

スーパーに並ぶバナナはみんな黄色の理由

スーパーには青色のバナナは置けませんので、
いつ黄色くなるのか分からないのは都合がよろしくありません。

その問題を解決するのがバナナムロです。

納品してスーパーに並ぶ時に、綺麗に色が揃うように色を調整する役割があります。
そして、バナナにとって最適な環境で保管できるムロのおかげで食味が良くおいしく仕上がるのです。

さいごに

バナナは非常に栄養があり、健康を助けてくれる優れものです。

できれば毎日食べたいですね!
バナナは、日本の果物の中で一番の消費量があります。

そんな身近にあるものだからこそ、正しい知識を身につけて美味しく食べていきましょう!

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