あなたの自宅には「災害用ろうそく」は置いてますか?
防災意識の高い人であれば、
災害に備えて常備されているのではないでしょうか?
その一方でこう思っている人もいます。
「懐中電灯でよくない?」
あなたはどっち派ですか?
「防災用ろうそく」は非常に太くて、ただ置くだけで安定します。
余震の心配があっても、安心して使うことができますね。
ロウソクはその他にもメリットがあります。
・使用期限のしばりがない
・意外に明るい
・温かい
・リラックス効果
このように、ろうそくでなくてはならない理由もあるのです。
ロウソクってかなり昔から使われていますよね。
今回は懐中電灯にはない、
「ろうそくの不思議な力」についてのお話です。
もし、あなたが停電対策がまだであれば、
ここでのお話を参考にしてみてください!
災害時にろうそくは必要?メリットはあるのか
世界のあちこちで、夜の8時から2時間電気を消してろうそくを囲む、
「キャンドルナイト」という取り組みが行われているそうです。
ろうそくの明かりを眺めながら、
ゆったりとした時間を過ごそう、というもので、
普段使っている電気の大切さについて考える、という意味があるそうです。
もちろん、この取り組みは日本でも行なわれていて、
1年で一番夜が短くなる夏至(6月21日頃)と、
一番夜が長くなる冬至(12月22日頃)にキャンドルナイトが行なわれます。
なぜこんな話をしたかと言うと、
今のこの時代にも、ろうそくが世界で使われている事実があるからです。
あなたは「なぜ電気があるこの便利な時代にまだろうそくなの?」と思いませんか?
災害用として未だに非常用のろうそくが売られています。
このろうそくのメリットについていくつかご紹介します。
使用期限のしばりがない
懐中電灯などで使う電池の場合、使用期限に注意しなければいけません。
使用推奨期限というのは、JIS規格(C8515)に定められた性能を満たす期間のことです。
電池は使用推奨期限を過ぎてしまうと、電池を構成する部材が劣化し、
性能低下や液漏れなどが起こり、使用不可になってしまいます。
使用期限は電池の種類によっても違いますし、
使用機器、使用状況、使用環境などによっても変わってきます。
一般的に短いもので2年、長くて10年です。
意外に明るい
ろうそくの炎が明るいのは、燃料が不完全燃焼を起こして、
燃え残った炭素の粒子が光って見えるからです。
ただデメリットもあり、使い方を間違えると火災の原因になるというとこです。
総務省消防庁は以下のように説明しています。
「明かり取りのためにろうそくなどを裸火で使用するのは極力、控える。」
ろうそくの弱点は倒れて火災、そして耐風です。
倒れない工夫と防風、燃焼時間を考える必要があります。
温かい
ろうそくの炎はあたたかいです。
これは電気での明かりでは代用がききません。
災害時が寒い地域や冬の場合にはありがたい存在です。
しかし、この場合も取り扱いに注意が必要です。
リラックス効果
ろうそくの炎は1/fゆらぎと言って、
木漏れ日や、小川のせせらぎなどもそうで、
脳波を調整するのに最適な振動と言われています。
ただ見ているだけでも効果はあります。
ろうそくは、安いロウソクよりも、
なるべく良いもの(高価という意味ではなく)を使った方が効果は高いと言われています。
ろうそくの燃え方の意味!スピリチュアル
ろうそくは、真ん中のしんに火がついているように見えるのに、
火がついていない、ロウの部分が減っていくのは、不思議ですね。
ろうそくは、ろうを堅め、中心にしんになる紐を入れたものです。
ろうそくで主に燃えているのは、ろうの部分です。
芯だけを燃やすと、すぐに燃え尽きてしまいます。
芯に火を付けると、ろうが熱でとろけてドロドロの液体になり、
芯に染み込んで上っていきます。
芯を上ったろうは、炎で温められてガスのような気体になります。
この気体が燃えて、炎を出しているのです。
ものが炎を出して燃えるときは、気体になったものが燃えています。
硬いままのろうにそのまま火をつけても、燃えません。
温められて溶け、気体になったろうが燃えているのです。
ろうそくの炎を眺めていると、イヤな思いを焼き消してくれるようで、
煩悩の闇に光を当てくれる、そんな温かい気持ちにさせてくれます。
ろうそくの種類をご紹介
お店で売っているろうそくのほとんどは「洋ろうそく」ですが、
日本では古くから「和ろうそく」が作られてきました。
和ろうそくは、木の実から搾り取ったロウと、
和紙に紐を巻いた芯でできています。
また、お米のヌカに含まれるロウのみでつくられた「お米ろうそく」は、
純植物性で環境にも人にもやさしいものです。
「和ろうそく」は「洋ろうそく」と比べ次のメリットがあります。
・油煙が少ないので部屋を汚しにくい
・炎が強くゆらめく(様々な炎の表情を楽しめる)
・炎が消えにくい
和ろうそくは、作るのに手間がかかることや、
途中で芯を切る手間があるものもあるということから、
あまり使われなくなりました。
しかし、きれいな絵の描かれた「絵ろうそく」などもあり、
こういったものこそが、被災した時などに、
人の心を暖かく包んでくれる「希望の光」になるのではないでしょうか?
災害時のろうそくの立て方は?
災害用のロウソクは太くて安定しているので安全です。
一方で、通常の細いローソクは、
必ずローソクの尻穴のサイズに合った針の燭台を使いましょう。
また、燭台のサイズとローソクの大きさのバランスも大切です。
バランスを良くして使い、安全第一に考える必要があります。
さらに燭台は金属や陶器などの溶けないものを選んで、
ローソクをしっかりと真っすぐに刺してから使用しましょう。
当然、燃えやすいものが付近にあると危険です。
ローソクを使っている間はそばを離れてはいけません。
さいごに
いかがだったでしょうか?
ろうそくを使ってみたくなりましたか?
停電時だけでなく、たまに部屋を暗くして、
デトックス効果として邪気を取り除くために使ってみるのもいいでよ!
リラックスできまから!
使うときはくれぐれも火の元に注意してくださいね!
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