電気ケトルはやめた方がいい?やかんより美味しくなくて体に悪いって本当?


少量のお湯を沸かすのにとても便利な電気ケトル。

普段やかんで沸かしたお湯で、紅茶を飲んでいる家族に、
電気ケトルで沸かしたお湯を使って、同じように紅茶を入れたところ、

「いつもの紅茶と違う?」

と言われました。

このように電気ケトルで沸かしたお湯だと、
やかんで沸かしたお湯と、味が違うと感じるのは何が原因なのでしょうか?

この違いは体に悪かったりするのでしょうか?

結論としては、

電気ケトルでは、カルキが十分に抜けないことや、
プラスチックの味が移ることから、

やかんで沸かしたお湯に比べて、美味しくないと感じる人がいます。

電気ケトル本体からの危険性はありませんが、

中をきちんと掃除をしなかったり、
沸かしたお湯を、しばらく経ってから再度沸騰させずに使うなど、

適切に使用しないと体の不調につながる場合もあります。

では、電気ケトルを使うのはやめるべきなのか?
次から順番に詳しく見ていきましょう。

スポンサーリンク
  

電気ケトルはやめた方がいいと言われる理由

電気ケトルは、電気によって発生した熱を利用して水を温めますが、
少量のお湯を沸かして、すぐに使うことを前提として作られています。

電気ケトルで1番多いのが、プラスチック製のモノになりますが、

昔のプラスチック製電気ケトルには、
BPAというプラスチックの合成に使われる、有機化合物が含まれていました。

この事が「電気ケトルはやめた方がいいと」言われる1つ目の原因になります。

でも、それは昔の話で最近の電気ケトルには
この有機化合物は、含まれていませんのでご安心ください。

2つ目には、電気ケトルは沸騰するとすぐにスイッチが切れてしまいます。

そのため水道水から沸かす場合には
カルキが抜けず、カルキ臭が残ります。

他にも、1番主流のプラスチック製のものは、
お湯にプラスチックの独特の匂いが移ってしまいます。

その為、

「プラスチックがお湯に溶け出しているのではないか?」

と考える人もいます。

このような理由から、電気ケトルはやめた方がいいと言われる事がありますが、
具体的な健康被害は報告されていません。

電気ケトルで沸かしたお湯は体に悪いって本当?

電気ケトルで沸かしたお湯でも、体に悪いということはなく問題はありません。

ただし注意が必要な点もいくつかありますので、
順番に見ていきましょう。

ケトルの中を乾かす

電気ケトルはお水しか使わないので、さっと洗うだけで、
中をきちんと乾かさないという人もいると思います。

これでは良くありません。

普段からよく水気を切り、中を拭いて乾かすようにしましょう。

他にも、よく洗わないと水分中のカルキが電気ケトルの中に残り、
そこからカビが生えてくる事があります。

お手入れの方法はとても簡単です。

クエン酸かお酢を入れた水を満タンに入れ沸騰させます。

2時間〜3時間位放置したら、再び沸騰させれば、
これで電気ケトルの中は綺麗になります。

中の水を沸騰させずに再利用

次に保温機能のついていない、電気ケトルで沸かしたお湯を放置して、
時間が経ってから利用することも良くありません。

スポンサーリンク

沸騰させることで、水に含まれていた消毒用の塩素がなくなってしまいます。
水の腐敗速度が速くなり、お腹を壊したりして体調を崩す原因になります。

電気ケトルで沸かしたお湯はすぐに使うためのもの。

長時間放置した水は一度捨てて、

また新しい水でケトルを使用しましょう。

電気ケトルとやかんで沸かすお湯の味の違い


先ほどもお伝えしましたが、プラスチック製の電気ケトルの場合、
そのプラスチックの匂いが移り、美味しく感じないことがあります。

それ以外にも水道水から沸かしたお湯の場合、

電気ケトルは沸騰するとすぐにスイッチが切れてしまうので、
塩素が抜けきらず、カルキ臭が残ります。

白湯やお茶などで飲む時に、味が違うと感じられる事があります。

水道水はそのまま飲んでももちろん安全です。

ですが、美味しく飲みたいのでしたら、
ヤカンで10分以上沸騰した状態を保つ方が、より美味しく飲めます。

この2点から、電気ケトルとヤカンで沸かす
お湯の違いが出てきてしまいます。

電気ケトルでも、水道水ではなくミネラルウォーターを使い、
プラスチック以外の素材でできた電気ケトルを使用することで、
手早く美味しいお湯を作ることもできます。

プラスチック以外の素材では、
ステンレス製とガラス製の電気ケトルがあります。

それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

プラスチック製の電気ケトル

まずはプラスチック製の電気ケトルです。

1番多く売られていて、値段も手頃なものが多いのが特徴です。

そして軽くて持ち運びが簡単で、外側が熱くなる心配もありません。

デメリットはプラスチックの匂いがお湯に移るという事です。

味にこだわりのある人や、プラスチックの匂いが苦手な人は避けた方が良いですね。

ステンレス製の電気ケトル

次にステンレス製の電気ケトルですが、
プラスチックの匂いが苦手な人にはオススメになります。

プラスチック製のものよりは値段は高く、
種類も少なくなりますが、保温力が高く丈夫で、
傷がつきにくいのはもちろん、汚れもつきにくくなります。

デメリットとしては、容量が大きいものは重くなり、
金属の臭い移りもあります。

こちらも味にこだわりがある人や、
金属の匂いが苦手な人は避けた方が良いですね。

ガラス製の電気ケトル

最後にガラス製の電気ケトルになります。

ガラス製のものは、匂い移りがありません。

味にこだわりがある人は、ガラス製の電気ケトルをオススメします。

デメリットは、なんといっても割れやすいという事です。

落として割れる他にも、使い終わってすぐに水で洗おうとすると、
温度差でヒビが入ることもあります。

他にも、ステンレス同様重いという事です。

手軽に使いたいという人や、
味にこだわりがない人には向かないかもしれません。

さいごに

電気ケトルはお手入れを怠らなければ、体に悪いことはなく、
手軽にお湯を沸かす事ができ、とても便利です。

プラスチック製以外にも、ステンレス製やガラス製があります。

値段や匂いうつり、重さなどと、
それぞれにメリット、デメリットがあります。

ご自身の使う用途やこだわりに合う
お気に入りの電気ケトルを見つけられると良いですね!

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました