「冷凍チャーハンをお弁当に入れるのは危険!」
このように言われたりしますが、正しい手順を踏めば安心です!
この記事では、冷凍チャーハンをお弁当入れる場合の正しい持って行き方を、下記の視点で解説します。
・冷凍チャーハンのお弁当を前日に用意する場合
・冷凍チャーハン弁当を当日に用意する場合
・冷凍チャーハンをお弁当に入れると危険な場合
また、電子レンジを使う場合と、使用できない場合の方法も解説。
安全に美味しく食べるために、冷凍チャーハン弁当の正しい持って行き方をチェックしてくださいね!
冷凍チャーハン弁当の正しい持って行き方
冷凍チャーハン弁当を持って行く際の注意点についてお伝えしますね。
保温ではなく保冷を選択
冷凍チャーハンは腐敗しにくいですが、解凍した後は菌が繁殖しやすいので、保冷バッグや保冷剤を使用して低温を保つことが重要です。
解凍のタイミング
食べる直前に解凍するのがベストです。電子レンジが使える場所なら、解凍用のモードを使用して解凍しましょう。電子レンジがない場合は、自然解凍を数時間前に始めることをおすすめします。
密封容器の使用
チャーハンが他の食品に匂いや湿気を移さないように、密封できる容器に入れておきましょう。
これらのポイントを押さえておけば、冷凍チャーハン弁当を美味しく安全に楽しむことができますよ!
冷凍チャーハンをお弁当に入れるのは大丈夫?危険はない?
冷凍チャーハンのお弁当を持たせる際は、適切な方法で処理すれば安全に食べることができますよ!
ただし、いくつかの注意点を守る必要があります。
安全に美味しく食べるために、注意点をチェックしましょう!
適切な解凍方法
解凍は電子レンジを使うか、冷蔵庫でゆっくりと行うのが安全です。
常温での長時間放置による急速な温度上昇は、食中毒のリスクを高めるため避けるべきです。
加熱の確認
電子レンジでの加熱後は、チャーハンが均等に温まっていることを確認します。
中心部まで十分に加熱されていることが重要です。
保冷剤の使用
解凍後、電子レンジを使うまでの間に、保冷剤を使用して低温を保つことが推奨されます。
これは、特に暑い日には重要です。
清潔な容器
チャーハンを入れる容器は清潔で、できれば密閉できるタイプを使用します。
これは、食品を外部環境から保護するためです。
これらの注意点を守ることで、冷凍チャーハンのお弁当を安全に食べることができます。
ただし、お子さんが食品に対してアレルギーや特別な食事制限を持っている場合は、その点も考慮する必要があります。
また、夏場など気温が高い日は、食品の保存に特に注意が必要です。
冷凍チャーハンのお弁当を、前日に用意する場合の手順
前日に冷凍チャーハンのお弁当を用意する際の手順は次のようになります。
チャーハンの調理
前日、またはそれ以前にチャーハンを調理し、完全に冷まします。
冷めたチャーハンは食品の安全を保つためにすぐに冷凍してください。
冷凍保存
チャーハンを適量の分けて、密閉できる容器やフリーザーバッグに入れ、冷凍庫で保存します。
このとき、食べやすいサイズに分けておくと便利です。
前夜の準備
お弁当を持たせる前夜、冷凍しておいたチャーハンを冷蔵庫に移し、ゆっくりと解凍させます。
お弁当箱の準備
お弁当箱は清潔にしておき、できれば電子レンジに対応しているものを使用します。
詰める
当日の朝、解凍されたチャーハンをお弁当箱に詰めます。
このとき、解凍が不十分な場合は、電子レンジで軽く加熱してから詰めると良いでしょう。
保冷剤の使用
お弁当箱の蓋をして、保冷バッグに入れ、保冷剤を添えて温度を一定に保ちます。
食べる前の加熱
お子さんには、学校で食べる前に電子レンジで加熱するように指示してください。
加熱することで、味も良くなり、食品安全も確保できます。
これらの手順に従えば、冷凍チャーハンのお弁当を安全かつ美味しく楽しむことができます。
また、食品の扱いや衛生面には特に注意してください。
冷凍のチャーハン弁当を、当日に用意する場合の手順
当日に冷凍チャーハンのお弁当を用意する際の手順は以下の通りです。
冷凍チャーハンの選択
事前に調理し冷凍しておいたチャーハンを用意します。
市販の冷凍チャーハンを使用する場合も、手順は同じです。
電子レンジでの解凍
冷凍されたチャーハンを電子レンジで解凍します。
ほとんどの電子レンジには「解凍」モードがありますが、ない場合は低~中火で短時間加熱し、必要に応じて何度か繰り返して均等に解凍します。
お弁当箱への詰め込み
解凍したチャーハンをお弁当箱に詰めます。
この際、チャーハンが熱い場合は少し冷ましてから詰めると良いでしょう。
追加のおかずや果物を加える
栄養バランスを考え、野菜やタンパク質源、果物などを追加します。
保冷剤の利用
特に気温が高い日は、お弁当を新鮮に保つために保冷剤を使用することをおすすめします。
食べる前の注意事項を伝える
食べる前に電子レンジで再加熱するか、または十分に振り混ぜてから食べるように伝えておきましょう。
これらの手順に従えば、当日に冷凍チャーハンのお弁当を安全かつ美味しく用意できます。
食品の安全性には特に注意を払い、清潔な状態で取り扱うことが重要です。
冷凍チャーハン弁当の持って行き方:電子レンジが無い場合
電子レンジが使えない状況で、冷凍チャーハン弁当を持って行く場合、以下の方法をお勧めします。
前夜に冷蔵庫で解凍
冷凍チャーハンを前夜に冷蔵庫に移し、ゆっくりと自然解凍させます。
これにより、翌日のお昼までには食べられる状態になります。
保冷剤を使用
解凍したチャーハンが朝からお昼までの間に温度が上がり過ぎないように、保冷剤を弁当箱の近くに入れておきます。
これにより、食中毒のリスクを減らすことができます。
密封容器の利用
弁当が他の食品や外部の環境から影響を受けないように、しっかりと密閉できる容器を使用すると良いでしょう。
食べる直前に振り混ぜる
解凍後、特に底部は冷たいままのことがあります。
食べる前に、弁当をよく振り混ぜるように伝えると、均一な温度で食べられます。
これらのステップに従うことで、安全かつ美味しく冷凍チャーハン弁当を楽しむことができます。
また、季節や気温によっては、食品の保存状態に特に注意する必要がありますので、暑い日は特に気をつけてください。
冷凍チャーハン弁当の持って行き方:電子レンジがある場合
電子レンジが利用できる場合、冷凍チャーハン弁当を食べる際の流れは以下の通りです。
冷凍チャーハンをパックのまま持たせる
冷凍状態のチャーハンを、電子レンジ対応の容器に入れて持たせます。
この時、弁当箱が電子レンジに対応しているか確認してください。
保冷剤を使う
解凍されるまでの間、チャーハンが室温で暖まり過ぎないように、保冷剤を一緒に入れておきます。
食べる前に電子レンジで加熱
お子さんには、食べる直前に電子レンジでチャーハンを加熱するように伝えます。
ほとんどの電子レンジには「解凍」モードがあり、これを使うと均一に温められます。
解凍モードがない場合は、通常のモードで様子を見ながら加熱すると良いでしょう。
フタを開けて振り混ぜる
加熱後、フタを少し開けて蒸気を逃がし、均一に温まっているか確認するためによく振り混ぜます。
電子レンジの利用に慣れていないお子さんには、操作方法や安全面について事前に指導しておくことが大切です。
冷凍チャーハンを弁当に詰めるのは危険?
冷凍チャーハンを弁当に詰めるのは傷みやすくなるため危険なので、どの季節であっても基本的には冷凍チャーハンは、お弁当に入れない方が何かと無難です。
特に夏場だと、余計に傷みやすくなるので、危険なお弁当になってしまいますよ!
実はチャーハンなど具材が色々入っていて、味付けされているご飯類って、セレウス菌という食中毒菌が、ものすごく繁殖しやすいのです…。
セレウス菌はチャーハンなどのような、具材入りの味付けご飯を45℃前後、要するに常温で保存しておくと、どんどん繁殖するもの。
冷凍チャーハンであっても、お弁当に入れて常温状態が長続きすると、あっという間にセレウス菌によって傷んでしまい、食べれば食中毒にかかるでしょう。
私は高校が食品系の専門校だったので、食中毒を引き起こす菌についても、色々勉強したことがあります。
その時にも教えられたのですが、セレウス菌は1度繁殖すると、加熱をしても死滅することがないのですよ!
チャーハン弁当を持って行って、食べる時に電子レンジで再度加熱しても、セレウス菌はいなくならないということなので、非常に危険。
ぜひチャーハンは出来る限り、お弁当には入れないようにしましょう!
食中毒菌がひそんでいるチャーハン弁当は、やっぱり食べたくないですもんね!
冷凍チャーハンのお弁当を前日に作る場合の注意点
どうしても冷凍チャーハンをお弁当に入れたい場合は、前日に冷凍チャーハンをしっかり加熱し、粗熱を冷ました後、冷蔵庫で保存し、冷えたままの状態でお弁当箱に詰めましょう。
そして更に、お弁当を持って行く際は、保冷剤を添えてお弁当を低温で保たせること。
ではより詳しく、冷凍チャーハンのお弁当を前日に作る際に、知っておきたい注意点を紹介しますね。
必ず十分に加熱をすること
冷凍チャーハンでも手作りチャーハンでも、必ずまずは十分に加熱をしてくださいね。
パッケージに表示されている時間で電子レンジでチンするか、フライパンでよーく炒めましょう。
冷凍チャーハンをそのままお弁当箱に入れ、自然解凍で食べる、というのは、他の食中毒菌が死滅しないし、美味しさも半減するのでNGですよ!
必ず冷凍チャーハンはレンジやフライパンで加熱しておき、無菌の状態にしましょうね。
粗熱を素早く冷ますこと
加熱したチャーハンは時間をかけて粗熱を冷ますと、セレウス菌が繁殖する可能性がありますので、極力は早めに粗熱を冷ましてください。
大きくて平たいお皿に加熱した冷凍チャーハンを広げておき、うちわであおいで、粗熱を冷ますと良いですよ。
そうすれば、粗熱は早めに冷めるので、セレウス菌の繁殖も防げます。
粗熱を冷まさないまま、冷蔵庫に入れてしまうと、冷蔵庫内の温度が高くなり、他の冷蔵食品にも、セレウス菌が繁殖するリスクが高くなるのでご注意を!
冷蔵庫で低温にして保存すること
粗熱を十分にさましたら、ラップをして冷蔵庫内で保存すること。
前日に加熱調理した冷凍チャーハンを冷蔵保存しておけば、セレウス菌は繁殖しないので安全ですよ。
翌朝冷めたチャーハンを詰めて保冷剤を添えること
冷蔵保存しておいた冷凍チャーハンは翌朝、冷蔵庫から出して冷めている状態で、お弁当箱に詰めてください。
そしてお弁当箱には保冷剤を添えて、お弁当が低温状態をキープ出来るようにしておきましょうね。
私も以前勤めていた職場に、お弁当を持って行った時も、保冷バッグと保冷剤を使って、低温状態にしていました。
そのおかげで、一度も食中毒にかかったことはなかったですよ。
チャーハン弁当は常温にするのは本当に危険なので、必ず食べるまでは低温を保っておくことを忘れずに。
冷凍チャーハンのお弁当は当日に作るべき?
冷凍チャーハンのお弁当は時間があるのでしたら、当日に作っても良いですが、粗熱を冷まして冷蔵庫に入れて、お弁当箱に詰めたら保冷剤を添えておくことはやっぱり必要。
そのため、冷凍チャーハンのお弁当は出来れば、当日よりも前日に作っておくと良いですね。
加熱して粗熱を冷まし、そして冷蔵保存して、当日の朝はお弁当箱に詰めるだけ、という状態にしておきましょう。
冷蔵庫に入れておいて、完全に冷えたチャーハンなのでしたら、前日にお弁当箱に詰めておく、というのもOKです。
ただしくれぐれもぬるい温度でチャーハンを保存しないように、よーく冷えてからチャーハンをお弁当箱に入れてくださいね。
でも、朝お弁当箱に詰めるだけなら、そんなに手間もかからないでしょう。
そのため、冷凍チャーハンは当日に、お弁当箱に詰めて用意しても良いのです。
そしてもちろん、お弁当箱に詰めたら、保冷剤を添えることも忘れないでくださいませ!
常温の温度に絶対にならないようにしておけば、冷凍チャーハンのお弁当を作ることも可能ですよ。
冷凍チャーハンのお弁当の持って行き方:まとめ
冷凍チャーハンを弁当に安全に入れるには、適切な方法が必要です。
事前にしっかりと加熱し、粗熱を冷ますことが重要です。
冷凍したチャーハンは、食べる直前に解凍し、電子レンジが使える場合は解凍モードで温めます。
電子レンジがなければ、前夜に冷蔵庫で自然解凍させます。
保冷剤を使用して低温を維持し、密封容器で他の食品との交差汚染を防ぎます。
加熱後は均一に温まっていることを確認してから食べましょう。
夏場や暑い日は特に注意が必要です。
また、セレウス菌の繁殖を避けるため、常温での長時間放置は避け、清潔な容器を使用することが重要です。
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