大根は煮物にしたり、生で食べたりと使い勝手も良く、
お値段も手頃なので、ご家庭で料理をするのには良い野菜ですね。
葉っぱがついたまま売られていることもありますが、
その葉っぱはどうしてますか?
切って捨ててしまったりしていませんか?
大根の葉っぱには、ビタミンCや葉酸など、
豊富な栄養素が含まれています。
捨てずに美味しく食べられたら良いですよね。
その一方で、大根の葉っぱには毒が有ったり、
体に悪いという話を聞いた事がある人もいるのではないでしょうか。
実際、事実はどうなのでしょうか?
結論を先に言うと、大根の葉っぱには毒の危険はありません。
ですが、注意が必要な点がいくつかあります。
まず、購入したらすぐに葉っぱの部分を切り離し、
塩揉みをして、トゲとエグミを取り除くようにしましょう。
栄養価の高い大根の葉っぱですが、ショウ酸やナトリウムなど、
取りすぎると体に良くない栄養素も含まれています。
必ずよく洗い、アク抜きをしてから食べましょうね。
次からは、大根の葉っぱを調理するときの注意点を詳しく見ていきながら、
お子様でも食べやすい、大根の葉っぱを使ったレシピをご紹介します。
大根の葉はあく抜きしないと危険?
大根の葉っぱは、トゲトゲした形をしているので、
何もせずにそのまま食べてしまうと危険です。
口の中にトゲが刺さり、とても痛い思いをしてしまいます。
そこで葉っぱ付きの大根を購入した時には、
すぐに葉っぱの部分を切り落とし、塩で軽く揉んでおくと良いですね。
そうすることで、大根の葉っぱのトゲトゲがなくなり、
食べた時のエグミも取り除くこともできます。
それにアク抜きをした時に、大根の葉っぱにある
豊富な栄養素が逃げるのを、防ぐ事もできますよ。
一石二鳥以上に良いところが多くあるので、
ぜひ塩揉みをしてから大根の葉っぱを使いましょう。
大根の葉は痛い!トゲがあるって本当?
先ほど大根の葉っぱには、毒の危険はないとお伝えしましたが、
気をつけなければいけない点がいくつかあります。
まずは無農薬の大根ではない場合、
葉っぱの部分には農薬が付いています。
まずはよく洗い農薬を洗い流しましょう。
大根の葉っぱには、多くの栄養素が含まれおり、
子供から大人まで、積極的に取りたい栄養素の宝庫になります。
例えば、皮膚や粘膜の健康に欠かせないB-カロテンや、
美白に欠かせないビタミンC。
体の発育に欠かせない、葉酸も豊富に含まれています。
その一方で、取りすぎると体に良くない栄養素も
含まれているので注意が必要ですね。
例えば、大根の葉っぱに多く含まれるナトリウムがそうです。
多少の取りすぎは自然に排出されていきますが、
日常的に取りすぎると、高血圧やむくみの原因になってしまいます。
さらに高カリウム血症という不整脈を誘発する可能性や、
胃への負担も高まると言われているので、注意が必要です。
ただし、ナトリウムは塩や醤油に味噌など、
しょっぱいものに含まれる栄養素になります。
大根の葉っぱだから気をつけるというよりは、
日頃からしょっぱい食べ物の取りすぎはよくないと
覚えておいたほうが良いということですね。
次に大根の葉っぱに多く含まれている、
シュウ酸にも注意しましょう。
取りすぎるとカルシウムの吸収を阻まれてしまい、
尿路結石や腎臓結石を引き起こしてしまいます。
ただし、このシュウ酸は主にアクの成分で、非常に熱に弱いです。
2分ほどサッと茹でてから食べれば、全く問題はありません。
アク抜きで大根の葉っぱを茹でると、
ビタミンも多少抜けてしまいます。
ですが、先ほどお伝えした
塩揉みをしておけばそれが防げますね。
大根の葉を使ったレシピ!人気の子供が喜ぶ料理は?
大根の葉っぱをアク抜きまで済ませて、
しっかりと下処理をしたら、子供にも食べてもらいたいですね。
そこで一押しの、子供でも食べやすいレシピをご紹介しましょう。
大根の葉っぱと、挽肉を使ったふりかけレシピです。
大根の葉っぱえを細かく刻み、挽肉をごま油で炒めます。
お肉を炒めたら大根の葉っぱを入れて、
醤油とみりんで味付けをして、水分を飛ばせば出来上がります。
白胡麻を入れて栄養価を高めたり、
大人が食べるのであれば、輪切りの唐辛子を加えるなど、
お好みの味にアレンジしやすいレシピになります。
お酒のつまみにも良い味付けになり、
油揚げの間に挟んでサッと焼けば立派な一品になりますよ。
忙しい時は、こちらを作り置きしておけば、
ご飯に混ぜておにぎりにするだけで済みます。
豊富な栄養素が含まれた野菜と
タンパク質に炭水化物を手軽に取ることができます。
調理時間がかからず、子供も食べやすい一品ですよ!
まとめ
大根の葉っぱにはビタミンCや葉酸など、
取り入れたい栄養素がたくさん入っています。
葉っぱ付きの大根は葉っぱの部分を軽く塩揉みをして、
葉っぱのトゲトゲとエグミを取り除きましょう。
塩揉みをすることで、アク抜きをするときに
ビタミンが抜けることも防げます。
塩揉みをした葉っぱは水で洗い農薬を落とし、
軽く茹でてアク抜きをします。
取りすぎると良くないシュウ酸を減らす事ができます。
他にも大根の葉っぱに含まれている
ナトリウムも取りすぎは良くありません。
アク抜きまで終わった大根の葉っぱは、ひき肉と炒めて、
ふりかけにして作り置きをしておくと、とても便利です。
子供が食べやすいおにぎりの具にしたり、
辛みを加えて、お酒のつまみにしても美味しい一品になりますね。
是非自分好みのレシピを見つけて、
栄養豊富な大根の葉っぱを、捨てずにおいしく食べたいですね!
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