アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいると、
一度は経験する騒音問題。
私はあまり周りからの音は気にしない方ですが、
一度だけ学生が多く住む地域で部屋を借りた時に、
騒ぐ声に悩まされた経験があります。
鉄筋コンクリートのマンションだったので、
おそらくベランダに出て騒いでいたのだと思います。
しばらくしてから、そこの部屋を借りている学生の親が、
周りの部屋中に謝罪に来ていました。
どこかから苦情があり、管理会社から連絡がいき、
親が謝罪に出向いたのではないかと思います。
この様に誠意ある対応をしてくれる人もいますが、
一方では、こちらが何の音も出していない時にいきなり、
壁をドンドンと、叩かれた経験がある方もいると思います。
急にされてもびっくりしますし、
日常的にされたら、精神的に大きなストレスです。
この様な場合の対象法はどうするべきか?
結論としては、この様に壁ドンをされた時の対処方法は、
まずは管理会社に事情を説明しましょう。
この時に証拠があると良いですね。
ただ、例外があります。
命の危険を感じるような場合です。
今すぐ対応してもらいたい場合は、
すぐに警察を呼んでも構わないと覚えておいてください。
では、なぜ壁ドンをしてくるのか考えられる理由と、
管理会社に伝え時にどのような方法が1番いいのか、
警察を呼ぶべきかどうかなどを順番に見ていきましょう。
隣人に壁ドンされて怖い!考えられる原因は?
隣人が壁ドンをしてくる原因は何が考えられるのでしょうか。
1番初めに考えられるのが、騒音が気になる場合です。
特に木造のアパートだと、足音や物音に気をつけて生活をしていても、
意外に響く建物の場合もあります。
他にも建物によっては、斜めや上下など
色々な角度から音が響いている場合があります。
自分が気をつけていても、相手にはあなたが騒音を出していると
勘違いされている場合や、
音に非常に敏感な人が、隣に住んでいるとも考えられます。
次に、ただ単純に物が当たったりした場合になります。
特にファミリーも住んでいる物件だと、
子供がいつの間にか、壁におもちゃをぶつけるなんてこともあります。
相手には悪意がなく、むしろ悪いと思っています。
最後に音に過剰に反応したり、誰かに怒りをぶつけたいと思っている、
できれば関わりたくないと思ってしまう人が、隣人の場合もあります。
あなたには全く非がありませんがとても怖いですね。
次に対応策を見ていきましょう。
まずは管理会社に相談すべき!
騒音かどうかは人によって感じ方は様々ですが、
環境省が定めた基準値があります。
朝6時〜夜10時までは55dB(デシベル)、
それ以降の時間は45dB以上だと騒音になります。
環境基本法 第16条第1項の規定に基づく騒音に係る環境基準について
https://www.env.go.jp/kijun/oto1-1.html
これだと分かりにくいので、例をあげると、
日常生活で出る音では、足音が45dB、子供が走る音は65dB、
洗濯機や掃除機では70dBが平均的な大きさになります。
普通に生活をしていても、結構な音が出ている場合もあることがわかります。
生活音に気をつけている人でも、時間によっては
大きな音として聞こえている場合もあるかもしれませんので、
まずは自分の生活音を少しだけ見直してみましょう。
それでも壁ドンがある場合に絶対にしてはいけないのが、
「壁ドンを仕返すことです!」
何の解決にもつながりませんし、より怒りを買う原因になるかもしれません。
「壁ドンは管理会社に相談しましょう!」
管理会社でもできることは限られますが、
壁ドンをする入居者に、直接注意をしたり、
共有部分に、貼り紙を貼るなどの対策を取ってもらえます。
これによって、自分の生活音を見直してもらうキッカケになるでしょう。
壁をドンとする音のように、悪意がない場合は、
これで無くなったり、音が小さくなるはずです。
管理会社に相談するポイント
管理会社に相談するにあたって、
いくつかのポイントがあります。
壁ドンは怖いですが、音の大きさは感じ方に個人差があり、
管理会社も対応しにくい部分になります。
頻繁にある様でしたら、騒音計を購入して
客観的な数値を示した方がより効果的になります。
週末や決まった時間、こちらが何か
特定のことをしている時に壁ドンをされるのでしたら、
部屋の音も含めて騒音計で測り、
それを見せることで管理会社も対応しやすくなります。
しかし、騒音計もピンキリで、
安いものから、高いものまでさまざまです。
購入することをためらう方も当然いるでしょう。
そんば場合は騒音計以外にも、最近は騒音を測るアプリもあります。
騒音計ほど正確ではありませんが、急な場合はそれでも対応できますね。
スマホや録音機器による録音もいいと思います。
「気のせいではありませんか?」
「証拠がありません!」
などと言う、誠意がない管理会社や大家の場合もあるので、
自分のできることから証拠を集める様にしましょう。
さらに、管理会社に相談や苦情を言うときは、
状況を冷静に正確に伝えるように心がけます。
当事者だと感情的になりがちで、相手に伝わりません。
初めての一人暮らしだったりすると怖いと思いますが、
証拠も集めて冷静に伝える様に努めましょう。
この時、自分が管理会社に相談したと知られたく無い場合は、
きちんとその旨を伝えておけば安心です。
自分のイライラを、ぶつけたいだけの人や、
過剰に音に反応する人に、自分が苦情を言ったということが
伝わらないので、逆恨みされることを避けることができます。
警察に相談するには時期尚早?
警察に通報すべきは、自分の身に危険を感じた時です。
壁ドンがエスカレートして、自分の身の危険を感じるときは
すぐに警察に通報しましょう。
それ以外には、喧嘩や集団で騒いでいる場合。
この場合、大家さんや管理会社での対応で、
注意してもらえたとしても、、その場では収まるかもしれませんが
根本的な解決方法にはなりません。
大ごとが起こってからでは遅いのです。
相談できる場所は他にもあり、市町村にある
騒音の相談窓口に問い合わせる方法があります。
管理会社や大家に言っても対応してもらえない場合には、
こちらに相談してみましょう。
相談するタイミング、場所はよく考える必要があるのです。
さいごに
壁ドンをされると、とても怖く不安になります。
自分に原因が無いか、もう一度確認をして、
もし思い当たることがあれば、音が出ない様に対策をしましょう。
それでも壁ドンが収まらない様でしたら、
決して壁ドンをやり返したりはせず、
管理会社や大家に相談しましょう。
その時に騒音計や騒音を図るアプリで壁ドンの証拠をとっておくと安心です。
録音をしておけば、壁ドンに誠意を持って対応してくれない場合に役立ちます。
自分の安全を最優先に考えて対応していきましょう。
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