冷凍に限らずチャーハンをお弁当に入れるって危険はありますが、
どうしてもチャーハンをお弁当に入れたいなら、前日にしっかり加熱し、
よく冷ましてから、当日の朝にお弁当箱に詰め、保冷剤を添えておくこと!
チャーハンなど味付けしてあったり、色々な具材が入っているご飯って、
実はかなり傷みやすく、食中毒を発生させる確率が高いためお弁当には危険。
でも家族からのリクエストで、チャーハン弁当を食べたい、
と言われることがありますね。
今回はそこで、チャーハン弁当ってやっぱり危険だから絶対やめるべきか、
冷凍チャーハンは自然解凍NGか、当日に準備するのもダメなのか、
などを詳しく解説します!
冷凍チャーハンを弁当に詰めるのは危険?
冷凍チャーハンを弁当に詰めるのは傷みやすくなるため危険なので、
どの季節であっても基本的には冷凍チャーハンは、
お弁当に入れない方が何かと無難です。
特に夏場だと、余計に傷みやすくなるので、
危険なお弁当になってしまいますよ!
実はチャーハンなど具材が色々入っていて、
味付けされているご飯類って、セレウス菌という食中毒菌が、
ものすごく繁殖しやすいのです…。
セレウス菌はチャーハンなどのような、具材入りの味付けご飯を45℃前後、
要するに常温で保存しておくと、どんどん繁殖するもの。
冷凍チャーハンであっても、お弁当に入れて常温状態が長続きすると、
あっという間にセレウス菌によって傷んでしまい、
食べれば食中毒にかかるでしょう。
私は高校が食品系の専門校だったので、食中毒を引き起こす菌についても、
色々勉強したことがあります。
その時にも教えられたのですが、セレウス菌は1度繁殖すると、
加熱をしても死滅することがないのですよ!
チャーハン弁当を持って行って、食べる時に電子レンジで再度加熱しても、
セレウス菌はいなくならないということなので、非常に危険。
ぜひチャーハンは出来る限り、お弁当には入れないようにしましょう!
食中毒菌がひそんでいるチャーハン弁当は、
やっぱり食べたくないですもんね!
冷凍チャーハンのお弁当を前日に作る場合の注意点
どうしても冷凍チャーハンをお弁当に入れたい場合は、
前日に冷凍チャーハンをしっかり加熱し、粗熱を冷ました後、
冷蔵庫で保存し、冷えたままの状態でお弁当箱に詰めましょう。
そして更に、お弁当を持って行く際は、
保冷剤を添えてお弁当を低温で保たせること。
ではより詳しく、冷凍チャーハンのお弁当を前日に作る際に、
知っておきたい注意点を紹介しますね。
・必ず十分に加熱をすること
冷凍チャーハンでも手作りチャーハンでも、
必ずまずは十分に加熱をしてくださいね。
パッケージに表示されている時間で電子レンジでチンするか、
フライパンでよーく炒めましょう。
冷凍チャーハンをそのままお弁当箱に入れ、自然解凍で食べる、
というのは、他の食中毒菌が死滅しないし、
美味しさも半減するのでNGですよ!
必ず冷凍チャーハンはレンジやフライパンで加熱しておき、
無菌の状態にしましょうね。
・粗熱を素早く冷ますこと
加熱したチャーハンは時間をかけて粗熱を冷ますと、
セレウス菌が繁殖する可能性がありますので、
極力は早めに粗熱を冷ましてください。
大きくて平たいお皿に加熱した冷凍チャーハンを広げておき、
うちわであおいで、粗熱を冷ますと良いですよ。
そうすれば、粗熱は早めに冷めるので、
セレウス菌の繁殖も防げます。
粗熱を冷まさないまま、冷蔵庫に入れてしまうと、
冷蔵庫内の温度が高くなり、他の冷蔵食品にも、
セレウス菌が繁殖するリスクが高くなるのでご注意を!
・冷蔵庫で低温にして保存すること
粗熱を十分にさましたら、ラップをして冷蔵庫内で保存すること。
前日に加熱調理した冷凍チャーハンを冷蔵保存しておけば、
セレウス菌は繁殖しないので安全ですよ。
・翌朝冷めたチャーハンを詰めて保冷剤を添えること
冷蔵保存しておいた冷凍チャーハンは翌朝、
冷蔵庫から出して冷めている状態で、お弁当箱に詰めてください。
そしてお弁当箱には保冷剤を添えて、
お弁当が低温状態をキープ出来るようにしておきましょうね。
私も以前勤めていた職場に、お弁当を持って行った時も、
保冷バッグと保冷剤を使って、低温状態にしていました。
そのおかげで、一度も食中毒にかかったことはなかったですよ。
チャーハン弁当は常温にするのは本当に危険なので、
必ず食べるまでは低温を保っておくことを忘れずに。
冷凍チャーハンのお弁当は当日に作るべき?
冷凍チャーハンのお弁当は時間があるのでしたら、
当日に作っても良いですが、粗熱を冷まして冷蔵庫に入れて、
お弁当箱に詰めたら保冷剤を添えておくことはやっぱり必要。
そのため、冷凍チャーハンのお弁当は出来れば、
当日よりも前日に作っておくと良いですね。
加熱して粗熱を冷まし、そして冷蔵保存して、
当日の朝はお弁当箱に詰めるだけ、という状態にしておきましょう。
冷蔵庫に入れておいて、完全に冷えたチャーハンなのでしたら、
前日にお弁当箱に詰めておく、というのもOKです。
ただしくれぐれもぬるい温度でチャーハンを保存しないように、
よーく冷えてからチャーハンをお弁当箱に入れてくださいね。
でも、朝お弁当箱に詰めるだけなら、
そんなに手間もかからないでしょう。
そのため、冷凍チャーハンは当日に、
お弁当箱に詰めて用意しても良いのです。
そしてもちろん、お弁当箱に詰めたら、
保冷剤を添えることも忘れないでくださいませ!
常温の温度に絶対にならないようにしておけば、
冷凍チャーハンのお弁当を作ることも可能ですよ。
まとめ
チャーハン弁当は基本的に食中毒菌が発生しやすく危険ですが、
前日にしっかり加熱してから粗熱を冷まして冷蔵保存し、
そして当日にお弁当箱に詰めてから保冷剤を添えれば問題なし!
冷凍チャーハンの場合、美味しさが半減することもあるので、
お弁当に凍ったまま入れて自然解凍するのもNGですよ。
必ず加熱して冷まして冷蔵した冷凍チャーハンをお弁当に入れましょうね。
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