いちごは野菜だということはご存知だと思います。
え?果物だと思ってました?
じゃあ、もしかして、いちごのつぶつぶは種だと思ってます?
いちごのつぶつぶが種だと思っている人、まんまといちごに騙されてますよ!
あのつぶは「実」ですからね!
この部分は偽果(ぎか)と呼ばれる部分で、いちごの茎に該当するんです。
そんなの知ってるよ!って人、
・種はどこ?
・なぜいちごは赤いの?
・いちごの種の様なつぶつぶのが緑や黒い理由は?
これに答えられますか?
無理だったら、まだまだですね・・・。
でも安心してください。
続きを読めば、あなたも簡単にイチゴマスターですから!
いちごのつぶつぶの正体は何?様々な疑問を解説
いちごはぶっちゃけ、かなり不思議です。
最後までしっかり読めば、間違いなくいちごについて詳しくなります。
いちごの赤い部分は何?
赤い、かわいい、甘いの三拍子が原因でいちごが果物だと勘違いしてしまったり、つぶつぶが種ではない?の疑問とで、今いちごに対してかなり興味が高まってますよね?
それでは、つぶつぶの正体についてお話していきます。
まず、あの全体を占める赤い部分は何かというと、花の根元である花托(かたく)と呼ばれる、茎の先が大きく肥大化したいちごの実がのる受け皿のようなものです。
受け皿で実ではないのに、なぜか美味しいのがいちごの最大の魅力です!
続いてつぶつぶの正体、それは実です。
実?と思われたと思いますが、りんご1個、オレンジ1個の1個に相当する実です。
表面のつぶつぶのタネのような部分は、痩果(そうか)とも呼ばれます。
つまり、つぶつぶは実が1個1個とたくさん付いていて、その実の中にはなんと、種が入っているんです!
すごいですよね?!
あともう少しで、あなたはいちごマスターです。さらに続きを読みましょう!
いちごのつぶつぶの実を取ると発芽する
イチゴのつぶつぶを取って植えると発芽します。
土に植えた後、水やりを定期的に与えてやります。
注意点としては、水を必ず定期的に与えることが大事です。
種まきは気温が20度を超えてからが良いです。
気温20度は春や秋の気温をイメージしましょう!
東京でいえば5月~6月の初夏。
肥料を与えるタイミングは、種まきをしてから4~5ヶ月経過してから。
意外に簡単に発芽しますよ!
いちごのつぶつぶが緑色とか黒い色でも栄養あり
いちごのつぶつぶが緑色の場合もあります。
おいしくないのかと心配になる人もいるようです。
結論から言うと、イチゴがつぶつぶの緑色でもおいしく食べられます。
イチゴのつぶつぶは黄色がほとんどですが、稀に黒もあります。
黒いつぶつぶでも問題なく食べられます。
いちごの種のようなつぶつぶや先が緑でも食べれる?
いちごの種が緑色である理由については、いちごの種自体が表面のつぶつぶの中に存在し、これらのつぶつぶが痩果(そうか)と呼ばれる一つの果実であることが関係しています。
いちごの実は、実際にはその表面を覆う小さな痩果の集まりで、各痩果の中に種が含まれています。
痩果が緑色に見えることがありますが、これはいちごが完熟する前の自然な色変化の一部であり、食べられますが、美味しくない可能性があるため、通常は赤くなるまで待つのが一般的です。
また、いちごが赤くならない理由としては、肥料の問題が挙げられます。
肥料不足やチッ素成分の肥料過多が、いちごの実が赤くならない原因となることがあります。
特に、肥料が不足している場合、いちごの実は赤く成熟しづらいです。
さらに、チッ素分が多い肥料を使用すると、いちごの葉はよく成長しますが、花や実の成長は充実しません。
適切な肥料を選ぶことが、美味しいいちごを育てる鍵となります。
いちごのつぶつぶの偽種が黒い理由は?
いちごの種の様なつぶつぶが黒い部分は食べても平気なのでしょうか?
なぜ黒いのかも含め、詳細をチェックしていきましょう。
いちごのつぶつぶは「アケネ」と呼ばれる果実の一種
イチゴの表面にある小さな黒い点は、実際には種ではありません。
これらは「アケネ」と呼ばれる果実の一種で、イチゴの実際の種を含んでいます。
イチゴのアケネが黒い理由は、成熟過程で種が硬くなり、その外皮が黒く変色するためです。
この変色は種の成熟を示すものであり、多くの果物や植物の種が成熟するにつれて色が変わるのと同じ現象です。
イチゴの場合、その鮮やかな赤い果肉と対照的に、これらの黒いアケネが目立ちますが、これは種の成熟度を示す自然な過程の一部です。
いちごのつぶつぶが黒くても食べて大丈夫
イチゴのアケネ(表面に見える小さな黒いつぶつぶ)は完全に食べられます。
イチゴを丸ごと食べる際には、これらのアケネも一緒に食べることが一般的です。
アケネ自体は非常に小さく、味や食感に大きな影響を与えることはありません。
また、栄養面で有害なものではなく、イチゴ全体として栄養価が高いフルーツです。
イチゴに含まれるビタミンC、マンガン、葉酸、カリウムなどの栄養素は健康に良いとされています。
したがって、イチゴのアケネを含む全ての部分を安心してお楽しみください。
いちごの旬と栄養成分
クリスマス時期に需要が高まるいちごですが、旬はいつなのか?
一番美味しく食べられる時期と、いちごの栄養成分についてチェックしていきましょう。
いちごの旬はいつ?一番おいしく食べられる時期とは?
いちごの旬は年に2回あるといわれています。
どういうことかというと、自然栽培で1回、もう1回はビニールハウスでの栽培での旬が1回で合計2回です。
自然栽培の旬は4月〜5月です。
ビニールハウスでの栽培の旬は、12月〜2月くらいです。
ですから、「12月〜2月」と「4月〜5月」の2回あることになります。
しかし、売れ行きはダントツで12月です。
なぜかは、お分かりの通り、12月はクリスマスがあるからです。
ケーキの需要が一気にはね上がる時期ですよね。
ところで、1月5日は「いちごの日」なのはご存知でした?
「いち」と「ご」で「いちごの日」です。
だじゃれのような日ですが、この時期あたりから、寒さが続く3月頃までにかけて、いちご狩りも盛んになります。
クリスマス需要が原因で旬の時期があやふやだったと思いますが、これですっきりしましたね。
いちごの栄養成分を教えて!
あなたは、いちごのへたは取りますか?それともそのまま食べますか?
これについては賛否両論あると思います。
へたにはビタミンが含まれますが、付いたまま食べるといちごの風味が変わるので取ることが多いと思います。
意外と知られていないへたを取る時の注意点ですが、食べるすぐ前に取るようにします。
それは、洗う前に取ってしまうと、ビタミンCが減る、そしてへたを取った部分から水分を吸って水っぽくなってしまうからです。
いちごはビタミンCを多く含みます。
甘酸っぱくて、練乳をかけてもおいしいのが魅力ですよね!
さいごに
赤い部分は花托(かたく)と呼ばれる茎の先が大きく肥大化したもので、そこのシェルターに収まるつぶつぶ君の正体は実。
そして、その中に種が潜んでいる。
まとめると、こんな感じです。
理解が深まったあなたは、これからいちごをさらにおいしく頂けるようになることでしょう。
友人、知人にも知らない人がいたら教えてあげてくださいね。
さて、最後にここまで読んでくれたあなたに、とっておきの知識を授けます。
その知識とは、おいしいイチゴを見分けるポイントです。
ほとんどの人は、おいしいイチゴを探す時、赤い部分の花托(かたく)を見ると思います。
より綺麗で、より赤く、より大きい、みたいな。
でもね、本当は見るところ、そこじゃないんですよね…。
正しくは、こうです。
「ヘタの部分を見る」
あの草?みたいな緑色の部分をよく観察するのです。
でね、そのヘタの先が白くなっていることがあります。
それはね、農薬じゃないんですよ!
「溢液現象(いつえきげんしょう)」と言って、‶かなり健康で元気″な個体に現れる確かな証拠。
是非、チェックしてみてくださいね!
これであたなもイチゴマスターですよ!
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