日本では約6割を輸入に頼っている牛肉。
上位は皆さんがよくスーパーなどで見かける、
アメリカやオーストラリア、ニュージーランドです。
これらの国とは違い、以前日本では、
1997年〜3年間だけ輸入が許可された牛肉がありました。
そして、2019年に待望の復活を遂げました。
ウルグアイ産の牛肉をご存知でしょうか?
まだまだ輸入量は多くありませんが、
自然豊かなウルグアイで飼育される牛肉は赤み肉に旨みがあり、
さっぱりと食べられると定評があります。
ウルグアイの人も含め、南米の人は本当によく牛肉を食べ、
ウルグアイは世界で1番牛肉の消費量が多かった時もあり、
今でも日本人の10倍は牛肉を食べるそうです!
ウルグアイ産の牛肉は臭みを感じて、美味しく無いという人もいます。
ですが、誤解を生んでいる部分もあります。
そもそも日本のように脂ののっている部位をレアで食べるのではなく、
赤身の肉の旨みを炭や薪でじっくりと火を通し、味わうお肉なのです。
その牛肉に1番合う食べ方が違うので、
国産のお肉と同じ食べ方をして美味しくないということが間違っているのです!
日本人にとって、なぜ好みが分かれるのでしょうか?
実際にウルグアイの牛肉はどのように飼育され、
どのように調理をすれば美味しく食べられるのかも、合わせてみていきましょう。
ウルグアイ産牛肉の評判は?
ウルグアイ産の牛肉の飼育方法は、豊かな自然の中で放牧されて育てられ、
自然の草を餌に食べているため、日本の飼育方法、餌の種類が違います。
自然に放牧されて、その草を食べて育った牛たちなので、
どうしてもグラス臭(牧草臭)が強くなります。
この事でグラス臭を臭みと感じる人もいるので、
好き嫌いが大きく分かれる点になります。
お肉の中でも赤身の部分が好きで、
よく焼いてお肉本来の旨味を閉じこめた料理が好きな人には、
とても評判が良いウルグアイ産!
飼育面でもとても安心して食べられる事も特徴の一つです。
最近、再解禁されたということもあり、
とても厳密な輸入規定があります。
先ほど書いたように牧草地で放牧されて育つという、
牛にとってとても良い環境で育てられています。
そして、成長ホルモン剤を使用せずに、残留抗生物質もありません。
その上「トレーサビリティ」という、
その牛がどこで生まれどのように育ち、
何時どこで加工されたのかを、
全て履歴を終えるようになっている牛肉のみが、輸入を許されているのです!
輸入肉に不信感がある人にとってみたら、
とても安心安全なのがウルグアイ産の牛肉といえます。
それでも、サシが入っていて脂がのっている牛肉を好む人にとってみたら、
料理法によってはグラス臭が強く感じられ、
脂分もないので美味しいと感じない人もいますが、
こればかりは、それぞれの好みですから仕方ありません。
ウルグアイ牛肉は臭い?実際食べてみた感想は?
先ほど書いたようにグラス臭が強いので、
それを臭いと感じる人にとってはウルグアイ産の牛肉は臭く感じます。
ただ、ウルグアイ産の牛肉にあった料理を食べずに、
そのように感じているとしたらとても勿体ない事です。
ウルグアイ料理で定番の「アサード」は牛肉の塊を炭火ではなく、
薪(まき)でよく焼くので、木の香りがしてとてもクセになります。
他にも「ミラネーゼ」というイタリア発祥の牛肉料理は、
牛肉をたたいて伸ばしたカツレツになり、
ウルグアイでも定番料理になります。
ウルグアイ産の牛肉を使うと揚げものなのに、
お肉の味がしっかりとしていて脂っこさを感じません。
このように赤みの部位にじっくり火を通した料理が、
ウルグアイ産の牛肉の旨みを最大限活かすことができ、
今までは美味しいと感じなかった人も、
意見がくつがえるかもしれませんね。
ウルグアイ牛肉は結局うまいの?まずいの?
もうこれは好みも含まれるので、
うまいかまずいかは、意見が分かれるところです。
私のように海外に行った際は郷に入れば郷に従えというタイプで、
現地の食事を現地の人しかほとんどいないところで食べ、
日本の料理は滅多に食ないような人間からすれば、
新しい料理と新しい美味しさを知ることができるとても良いチャンスです。
私はウルグアイ産の牛肉はウルグアイ料理で食べてみると、
とても食べ応えがあり、肉の旨みが強く美味しく感じます。
もし興味を持ち、初めてウルグアイ産の牛肉を食べるのでしたら、
ウルグアイ料理を出しているお店で食べてみてはいかがでしょうか。
日本人が日本料理を作るときに、どの調味料が合うかよくわかるように、
ウルグアイ産の牛肉はウルグアイ料理を出しているお店が、
1番美味しい食べ方で提供してくれます。
といっても近くにウルグアイ料理のレストランがない地域も多いですね。
それでしたら例えば、コロナになってからとても流行っているキャンプで、
薪で火を起こしている所でじっくりと焼くのもおすすめの食べ方になります。
強火ではなく、弱火でじっくりと火を通して食べる。
グラス臭が苦手な人は、香りが強めの好きなスパイスを使ってみるのもオススメです。
このようにウルグアイ料理に似た作り方で作ってみるのはいかがでしょうか。
薪のいい香りも食欲をそそります!
まとめ
さっぱりとしているにもかかわらず、赤身がとても美味しいウルグアイ産の牛肉。
牛にとっては最高に良い環境で育てられ、
厳しい審査に合格した牛肉のみが日本に輸入されています。
グラス臭をどう感じるかによって、評価も変わってきますが、
まずいと結果を出してしまう前に、
ウルグアイ料理の定番「アサード」のように薪でじっくりと焼いて、
牛肉の赤身本来の旨味を味わってみてださい。
ウルグアイ牛肉にある赤身の美味しさに気がつき、
一つお好きな料理が増えるかもしれませんね!
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