宛名が会社や個人でない学校の場合、誰もが書き方が間違っていないか不安になるものです。
結論から先に言ってしまうと、
・宛名は【御中】を使う
・「在中」は書類名を書いて四角で囲む
・封筒の裏面は【横書き】【縦書き】で異なる点も
・【縦書き】【横書き】は書き方やマナーがある
・教育実習は【教育実習願】を出す
インターネットを使った生活が当たり前になった昨今、ビジネスや私生活に至るまで、手紙を郵送することが少なくなってきました。
そのせいもあってか、決まったマナーを知らない人が増えてきています。
学校に封筒を出す時は、重要度が高い場合でしょう。
それだけに、マナーを守った書き方のポイントをおさえておきましょう。
学校に提出する封筒の書き方【表面】
学校に提出する封筒の書き方で、まずは表面から正しい書き方をチェックしていきましょう。
宛名が学校の場合に「御中」を使う理由
宛名が学校の場合に「御中」を使用するのは、日本のビジネスマナーや公式文書の作成ルールに基づいています。
具体的な理由は以下の通りです。
集団宛の敬称
「御中」は、個人ではなく組織や集団宛の手紙や書類に使用される敬称です。
学校は個人ではなく、教職員や生徒を含む組織体を指すため、「御中」が適切です。
一般性のある宛先への配慮
学校宛の文書は通常、特定の個人に向けられるものではなく、学校という組織に対して送られます。
「御中」を使うことで、書類が学校内の適切な部署や担当者に届けられるようにします。
公式性の表現
公式の文書やビジネス文書では、適切な敬称を使用することで相手に対する敬意を示します。
「御中」は、そのような公式な場面で使われる標準的な敬称の一つです。
明確な指示の不要さ
学校の場合、文書の具体的な受取人が明確でないことが多く、「御中」を使用することで受取人を特定せずに渡すことが可能です。
これらの理由から、学校宛ての書類や手紙には「御中」を用いるのが一般的であり、これは日本のビジネスマナーや公式文書作成の規範に従ったものです。
学校宛で宛名に「御中」を使う時の封筒の書き方のポイント
封筒に学校名や住所などの宛名を書くときは、バランスが非常に大切です。
大切なポイントを下記にまとめます。
バランスの重要性
封筒のスペースを考慮し、文字数や文字間のバランスに注意します。
文字の配置
文字を詰めすぎず、また逆に間隔を空けすぎないようにします。
住所の書き方
住所は正確に、「〇〇番〇〇号」まで漢数字で記載します。
封筒表面の情報
「学校名」と「住所」を封筒表面に記入します。
学校名の位置
学校名は封筒の中央に大きく書きます。
書き出しの位置
住所の書き出しは一段下げて書きます。
敬称の追加
学校名には「御中」という敬称を付けます。
部署名の記載
教務課や総務課などの部署名が分かっている場合は、省略せずに記入します。
練習の推奨
封筒サイズの紙で書く練習をすることが推奨されます。
「在中」の正しい書き方や記述の際に気をつけるべきポイント
一般的に、書類の名前のあとに「在中」と記載します。
例えば、「履歴書在中」「保険証書在中」などです。
そもそも、なぜ封筒の中身をあらわす在中を書くかですが、‶書類の重要性を伝えるため”です。
他の封筒に紛れても、「在中」と書いてあることで、重要書類が入っていると分かります。
そのため、後回しにされたり、間違って捨てられてしまったりするリスクを避けられます。
さらに、間違った部署に届けられてしまった場合でも、何の書類かが分かるので、迅速に対応してもらえます。
〇〇在中の文字も周りを四角く囲む
見たことがあると思いますが、書かれた文字を目立つようにするために、文字を四角く囲みます。
スタンプなどが無い場合は、丁寧にフリーハンドで囲みます。
記載する位置のポイント
・縦書き封筒の場合は、左下
・横書き封筒の場合場、右下
縦か横かで書く位置が決まっているため、気を付けましょう。
文字の色は赤か青
多くの場合、赤が一般的ですが、お金に関わる書類は青で書くことが多いようです。
赤字のイメージを避けるためとされています。
「請求書」「見積書」などです。
学校宛の封筒の書き方【裏面】
封筒の裏面の書き方は【横書き】【縦書き】で異なる点もあります。
それぞれの書き方をチェックしていきましょう。
縦書きの場合の裏
縦書き封筒の裏面には、送り主である自身の住所、名前を書きます。
裏面の真ん中から左側に収まるよう、中央に寄せて書きます。
また、郵便番号は一文字分のスペースを空けた、住所のすぐ上を横書きで左から右へ向けて数字を書いていきます。
横書きの場合の裏
裏面の下部中央に、自身の住所、名前を書きます。
この際、封筒の横幅の3分の1のスペースに収まるように書きます。
封締めも忘れてはいけません
縦書き封筒の場合には、「〆」「封」などの封字を必ず記載します。
封締めは、確実に封をしましたという証です。
しかし、横書き封筒の場合には封締めを省略することがほとんどです。
封筒の【縦書き】【横書き】の書き方やマナー
縦書きの封筒を使うのに適しているのは、重要な書類である契約書類や履歴書です。
縦書き(和封筒)の場合
縦書き封筒の表面は、届け先の住所を書きます。
向かって右から左に書いていき、左下に「〇〇在中」と記載。
・届け先の住所
・学校名
・担当部署名
・〇〇在中
この順で書いていきます。
裏には、
・郵便番号
・自身の住所
・名前
住所と名前は、中央に寄せて書きましょう。
郵便番号と住所の間は一文字分のスペースを空けましょう。
最後に忘れずに封締めもからなず行います。
横書き(洋封筒)の場合
学校に封筒で送る場合は、重要な書類であることがほとんどです。
よって、横書き封筒は、学校宛てには適しません。
ですので横書き書き方はここでは割愛します。
教育実習のため【教育実習願】を出す場合
縦長の封筒がふさわしいです。
A4の便せんを横三つ折りにするなら、長形3号の封筒が適しています。
なお、封筒の宛名書きは、中身が空の状態で書かないと、中身の書類に、宛名書きの跡がついてしまうので注意が必要です。
学校内の宛先が不明な場合は、「教務課御中」とし、封筒左下に「教育実習願在中」と明記します。
A4サイズ封筒の特徴と使用時のポイント
A4サイズ封筒と、他のサイズの封筒との比較を見ていきましょう。
a4封筒の書き方も基本同じ:学校宛で重宝
A4サイズ封筒を学校宛てで使う場合も、基本的に書き方は他の封筒と縦書き封筒と同じです。
サイズ
A4サイズの封筒は、A4サイズ(210mm × 297mm)の書類を折らずに入れることができるサイズです。
使い道
公式書類、契約書、履歴書など、折りたくない書類の送付に適しています。
宛名の書き方
宛名は、封筒の表面中央やや上部に書くのが一般的です。
差出人情報は裏面の左下隅に書きます。
郵便料金
A4サイズは他のサイズと比べて大きいため、郵便料金が異なる場合があります。
料金を確認し、必要な切手を貼ります。
他のサイズの封筒との比較
他のサイズの封筒の特徴を見ていきましょう。
長形3号封筒(長3)
より一般的で、手紙や請求書などを送るのに使われます。
A4サイズの書類を三つ折りにして入れます。
宛名は封筒の縦長の面に書きます。
角形2号封筒
A4サイズの書類を二つ折りにして入れることができます。
ビジネス文書や公式書類の送付にも適していますが、A4サイズ封筒よりは少し小さい。
その他のサイズ
角形3号、角形4号など、様々なサイズがあり、用途に応じて選びます。
一般的に、書類のサイズや折りたくないかどうかによって封筒のサイズを選びます。
A4サイズの封筒は書類を折らずにそのまま送れる利点があり、公式な書類の送付に適しています。
一方で、他のサイズの封筒は書類を折って入れることが多く、用途や書類の性質に応じて選ばれます。
封筒書き方、学校宛の基本的なルール
学校に提出する封筒の書き方について、ご説明していきます。
封筒の書き方一つで、あなたの印象が大きく変わることがあります。
では、どのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか?
宛先の明確さ
学校名や先生の名前など、宛先ははっきりと記載しましょう。
間違いがないか、再確認することが大切です。
差出人の情報
自分の名前とクラスを記入することを忘れずに。
これによって、書類が誰から来たのか一目瞭然になります。
清潔感と丁寧さ
封筒はきれいに保ち、書き損じは避けましょう。
汚れや折り目がないことも、良い印象を与えます。
文字の見やすさ
文字は大きく、読みやすい筆跡で書きましょう。
できれば、黒のペンを使用するのが望ましいです。
これらのシンプルなステップに注意を払うだけで、あなたの書類は正確に、そして適切に届けられることでしょう。
続いて、封筒の正式な書き方について、さらに詳しくみていきましょう。
学校に書類を送る書き方:基本ステップから応用テクニックまで
さて、学校への封筒提出において、「正式な書き方」って何を意味するのでしょうか?
心配しないでください!ここでは、基本から応用まで、ステップバイステップで説明しますよ。
基本のフォーマット
宛先は封筒の中央に大きく、はっきりと書きます。
学校名、担当者(先生)の名前、役職や教科を明記すると良いでしょう。
差出人の情報の書き方
位置: 封筒の裏面の左下隅に差出人情報を記載します。
含める情報: 氏名と住所を記載します。
氏名の記載: 氏名ははっきりと書きます。敬称は不要です。
住所の書き方: 住所は詳しく、番地や建物名まで記載します。
電話番号やメールアドレスの記載: 通常は必要ありませんが、特定の状況では追加することがあります。
封筒の用途や送付先の要求に応じて、必要に応じて電話番号やメールアドレスを加えることを検討してください。
封印の仕方
封筒の封をしっかりと閉じることが大切です。
セロハンテープや封印スタンプを使うと、プロフェッショナルな印象に。
応用テクニック
整然とした字体で書くことで、真剣さが伝わります。
誤字脱字に注意し、きれいなペンで丁寧に書くことが鍵です。
これらのステップを踏むことで、あなたの封筒は学校に提出する際に、適切な形式と印象を与えることができます。
次は、封筒の宛名の書き方と配置のポイントに焦点を当ててみましょう。
封筒の書き方:学校宛と御中の配置
封筒の宛名を書く時、ちょっとしたコツがあります。
これらのポイントに気をつければ、失敗はグッと減りますよ!
宛名の位置
宛名は封筒の中央に配置するのが一般的です。
上下左右に均等なマージンを取ることで、バランスの良い見た目になります。
字体とサイズ
はっきりとした楷書体がおすすめです。
文字は大きすぎず、小さすぎず、読みやすいサイズにしましょう。
情報の正確性
学校名、先生の名前、部署や教科など、情報は正確に。
間違いがないか、必ずチェックしてください。
見た目の清潔感
汚れや折り目はNG。きれいな封筒を使用しましょう。
必要に応じて、定規を使って線を引くことも一つの方法です。
これらのポイントを抑えれば、封筒の宛名書きはもう怖くないですね!
次は、封筒の形式とエチケットについて見ていきましょう。
形式とエチケット:学校提出書類における封筒のマナー
学校に提出する書類の封筒には、形式とエチケットがあります。
これらを守ることで、あなたの尊重とプロフェッショナリズムが伝わりますよ。
適切な封筒の選択
シンプルな白やクリーム色の封筒が最適です。
派手な色やデザインは避けましょう。
封筒のサイズと形状
書類のサイズに合わせた封筒を選びます。
折りたたまずに入るサイズが理想的です。
封筒の内部の整理
書類はきちんと整理し、折り目がつかないように注意します。
必要に応じて、書類をクリアファイルなどで保護するのも良いでしょう。
封をする際の注意
封はしっかりと閉じ、セキュリティを確保します。
封筒によっては、封印ステッカーや封印テープが有効です。
まとめ:学校に提出する封筒の書き方
さて、最後に、学校宛の封筒の書き方と、提出方法をまとめておきましょう。
これまで学んだことを活かして、スムーズに書類提出を行いましょう。
封筒の準備
適切なサイズと色の封筒を選びます。
書類が折れないように整理し、封筒に入れます。
宛名の書き方
宛名は中央に、はっきりとした文字で記入します。
正確な学校名、担当者名を忘れずに。
差出人情報の記載
差出人の名前と住所は封筒の左上に記入します。
学年やクラスも明記すると、さらに良いです。
提出の際の注意
提出期限を守り、余裕を持って提出しましょう。
必要であれば、提出の証明や受領書をもらうのも忘れずに。
これで、学校への封筒提出がぐっと簡単に、そして効果的になりますね。
この記事があなたの封筒準備の役に立てば嬉しいです。
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