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わかめとこんぶの違いは?昆布の栄養を効果的に増やすには干す!【食べすぎ注意】


わかめと昆布の違い、それは見た目と栄養価が違います。

【見た目の違い】
・わかめ・・・葉が何本も根と茎から生えている

・こんぶ・・・根と茎の先に大きな葉が1枚でできている

【栄養価の違い】
・わかめ・・・出汁がとれないけど水につけると増える

・こんぶ・・・出汁がとれるし肉厚で栄養価が高い

わかめとこんぶは同じ褐藻類という仲間ですが、科が違います。

具体的には、

わかめは、褐藻類アイヌワカメ科

こんぶは、褐藻類コンブ科

ところで、あなたは海で昆布やわかめを見た時、
このように思ったことはありませんか?

「海水の味って昆布やわかめのダシ?」

あるいは、

「わかめのダシは無くならないの?」

実は、これにはカラクリがあります。

それは干すことと関係してくるのですが、
今回は干して栄養が増えて、さらに美味しくなる食べ物についてのお話です。

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わかめとこんぶの違いは?

わかめと昆布、どちらも不思議な生き物です。

わかめと昆布の栄養を効果的に増やす方法

野菜は、よくこのように言われます。

「摘み取られ、地面から抜かれ、掘られた瞬間から、栄養素は失われていく」

その一方で、干して栄養素を増加させる野菜が存在するのも事実です。

例えば、切干し大根や干し芋など、冬には干して作った食べ物がたくさんあります。
どうして食べ物を干して食べるのでしょう?

今、私達は冷蔵庫や冷凍庫のおかげで、長い間食べ物を保存できます。
でも、今のような電気冷蔵庫が広まったのは、ほんの50年ほど前のことです。

それより昔は、生の食べ物はすぐに腐ってしまいました。
そこで昔の人は、どうしたら魚や野菜を腐らせずにとっておけるかを考えました。

その答えの一つが、干すことだったのです!

食べ物が腐るのは、「細菌」という小さな生き物が増えて、
食べ物を体に悪いものに変えるからです。

細菌は水がないと増えることができません。

食べ物を干すと、食べ物に含まれる水が減り細菌が増えられなくなります。

だから、干した食べ物は腐りにくくなるのです。
もちろん昔の人は細菌のことを知りません。

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でも、長い間の経験で、食べ物を干すと長持ちすることを知っていたんですね。

寒い冬は、あまり食べ物が取れなくなります。

昔の人は、秋の間に干し野菜や干し肉を作っておき、それを食べて冬を乗り超えたのです。

わかめのだしが海で出ない理由とは?

生きてさえいれば、わかめのダシは永遠なのか?答えはNOです。笑

わかめのダシにあたる成分というのは「グルタミン酸」といわれるもので、
そのグルタミン酸は細胞の中にあるので、外にはでないのです。

それは、あなたがお風呂に入っても体からダシが出ない理由と同じです。笑
ただし、ダシがでる場合があるのです。

そう、お分かりだと思いますが、それは死んで乾燥した場合です。
閉じ込めていた細胞が死んでしまうので、ダシが出てくるというわけです。

わかめに限らず、生物は細胞によって、
体の栄養が外に出ないように閉じ込める働きがあるのです。

干し野菜のおすすめ


食べ物を干すと、長持ちするだけではなく、
干す前よりも美味しくなる場合があります。

ダシのもとになる昆布や、ニボシやかつおぶしも、
海そうや魚を干して作った食べ物です。

これらの食べ物は、水が減った分旨味がぎゅっとつまっています。

干した食べ物には、栄養もぎゅぅっとつまっています。

中には、シイタケなど、日にあてて干すと、
栄養が増える食べ物もあります。

昔の人の知恵に、びっくりしますよね。
干して美味しくなり、栄養が増える食べ物の代表は、
切り干し大根、にぼし、するめ、干し芋、干し柿、ホシダコなどですね。

さいごに

今では冷凍庫で手軽に保存ができる時代ですが、
栄養価の減少や、解凍と共に栄養が溶け出してしまいます。

なので、味も食感も変わってしまいます。

それにくらべ、干した食べ物は保存がきくだけでなく、
美味しさが増し、栄養がアップするのには驚きですね。

海藻を消化するための酵素は日本人特有のもので、
欧米人にはないらしいですよ。

是非、これを機会に、美味しく栄養価を考えた保存法を考えてみてはいかがでしょうか?

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